(「寸」のような、「斗」のような)
八ヶ岳南麓はこの日も快晴。そんな紺碧の空に大きな幾何学模様が現れた。
これがどのように形作られたかというと、
東の空から西に向かって飛行機雲が一閃
(機体はすでに見当たらず便名は分からない)
それを切り裂くように北に向かって新たな飛行機雲が現れた
(JAL2211便(大阪→仙台)の飛行機雲 どういう理由なのか分からないが高度1万mの地点(写真の上側)で突然飛行機雲が発生した)
というもの。
この巨大な幾何学模様は、「寸」の点の部分を含めて都合4つの飛行機雲から構成されている。東京では飛行機雲は中々見れないが八ヶ岳南麓はこのようなスペクタクルをしばしば楽しませてくれる。
一方地上に目をやるとそこには悲惨な状況が。
例年我が家の庭に春の訪れを告げるフキノトウが今年はたった一株しか顔を出さなかったのである。
どうやら夏の間イネ科の雑草を伸びるままに放置したせいで、フキは生存競争に敗れて全滅したらしい。
あちこちから株分けしてもらった我が家のフキ。ようやく土地になじんできたところに思わぬ災厄である(フキにとって)。
上を見るのも大切だが、足下もしっかりしなくては。
せめてもの罪滅ぼし、忘れ形見のフキノトウがスクスク育つよう今年はせいぜい雑草取りに励むことにした。