大雪注意報一過 愛犬と飼い主雪隠詰めになる | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(快晴無風の八ヶ岳南麓)

 

 大雪注意報一過、八ヶ岳南麓の我が家は一面白銀の世界となった。

 前日にクルマを避難させておいて正解だったが、どこに行くこともできない。まさに雪隠詰めである。

 

(降雨計をかねているロズウェルにも雪がどっさり)

 

 

(測ってみると積雪量は25センチ)

 

「雪隠」とは中国から伝わった「トイレ」の古語だが(語源は諸説あるようだ)、今では本来の意味で使われることは絶無である。

 将棋の世界で王様が盤のすみっこで進退窮まった状態となることを「雪隠詰め」と呼ぶが、これが「雪隠」の唯一の用例といってよいだろう。

 

(合掌造りの給餌台(ホントか)も雪に覆われている)

 

 ちなみに本家中国でも雪隠は死語になっているそうで、現在では「厠所」(フランクな言い方)、「洗手間」(丁寧な言い方)というらしい。

「洗手間」は要するに「お手洗い」だからことによると「共産党」、「人民共和国」なんかと同じように日本から輸入された言葉かもしれない。

 

 雪景色を雪隠詰め状態で眺めるのもオツなものだが、愛犬そらにとっては事態はいたって深刻である。

 幼犬の頃は雪に興奮してはしゃぎまくったそらももう10歳、立派な老犬である。寒い所に出るのがイヤ、雪で身体が濡れるのはもっとイヤとみえて外に出ようとしない。

 

 朝メシを食べてからもしばらくもじもじとガマンしていたが、いよいよ限界に達したそらは眦を決して白銀の世界にうって出た。

 

(進め!約束の地へ)

 

 

(恍惚の表情のそらの顔面には雪がついている)

 

 そらにとってはとんだ災難だが、明日には雪もだいぶ融けて普通の散歩ができるようになるだろう。