悲報 八ヶ岳南麓「黒柴の洋菓子店」閉店する | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(「八ヶ岳Marron」と看板犬のだいすけ君)

 

 八ヶ岳南麓スイーツシーンの巨星「八ヶ岳 Marron」が店を閉じた。

 

(「お菓子作りが大好きな人でした」奥様のお言葉に思わず涙がでた)

 

 Marron のご主人が愛犬だいすけ君の散歩中に倒れてそのまま息をひきとった、と知人から聞いたのは昨年12月初旬のこと。クリスマスに向けて作りおいたお菓子類がなくなった時点で店を閉じるとのことだった。

 

(Marronのクリスマス菓子のひとつ「ベラベッカ」2020年12月撮影)

 

 この日店を訪ねてみるとひと気のないドアに張り紙があって、デッキからだいすけ君が飛び出してきた。訪れる客もいなくなって毎日さびしいのだろう。

 

(主人にもう会えないことがわかるのだろうか)

 

 ご主人の早すぎる死。奥様とだいすけ君の悲しみはいかばかりだろう。

 ゆるふわ生活の折々にお世話になったMarronのお菓子を口にすることが二度とできなくなった今、ただただご主人の冥福を祈るばかりである。

 

(栗のロールケーキ お祝い事のたびにお願いしたっけ 2021年4月撮影)

 

(だいすけ君は私から離れようとしない やっぱりさびしいんだよ(泣))

 

 帰り道、旧「カーティスクリーク」の前を通りかかった。

 新しくスイーツ店ができるとのことだが、外装も内装もほぼ出来上がっているようで近々オープンするのだろう。

 

(かつてのデッキ部分に立派なエントランスができていた)

 

(盗み見た感じ内装もほぼ完成している模様)

 

 古いものがいつしか姿を消し、代わりに新しいものが産まれてくるのは世の摂理。とはいえなんとも切ない。

 今回奥様にはお目にかかれなかったが、また聞きではこのままここで暮らすとのこと。だいすけ君の慰問もかねてまた足を運ぶことにした。