大泉町囲碁大会しめやかに行われる | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(ブティック「petit wendy」の紅葉 紅葉も見慣れてきて感動が薄らぎつつある)

 

 嵐のような一週間の締めくくり、「大泉町文化の日記念行事囲碁大会」が開催された。

 大泉囲碁部部長にして囲碁トモのAさんから前日に「いろいろ相談があるからウチに来て」と呼び出しを受けたが、相談はわずか5分ほど。要するに囲碁を打ちたいだけなのである。

 

 大会の参加者は囲碁部全18人のメンバーのうち16人。

 そのうちお二人が「一日4局打つのはつらい」ということでペアを組んで午前と午後に交代で参加することになったが、たまたま八ヶ岳南麓にいらしていた私の師匠にあたるBさんが飛び入り参加することになり、ぴったり16人によるトーナメントを行うことになった。

 

 我が囲碁部は高齢化社会ニッポンの縮図のようなものである。

 メンバー18人の平均年齢は現在77.9歳。昨年は76.9歳だからまんま1歳平均年齢が上昇したことになる。

 3年前に62歳の私が加入したことで囲碁部平均年齢は0.5歳下がった。さらにその翌年は1歳近く平均年齢が下がったが、これは若い方が加入したせいでなく90歳近い高齢の方があいついでお二人亡くなったことによる。それからこっち新規加入者もなく、幸い亡くなる方も出ていないので以来1歳ずつ平均年齢が上がっていくことになる。

 

 抽選で組み合わせを決めてさっそく対局開始。

 私は1回戦で囲碁部最強のCさん(8段)に当たってしまったが、臆することはなかった。というのはCさんとはふだん私の先番(先着の分得するがそれ以外のハンデなし)で打っていただいているのだが、今日は公式戦ということで段位差どおりのハンデがもらえるのである。

 私の囲碁部での段位は5段。したがって盤上にあらかじめ黒石を三つ配置して(「三子の置き碁」という)勝負することになる。

 これがどの程度のハンデかというと、100m走でいうと黒石を一つ置くたびに相手のスタートを5m後ろにずらすようなものだと思えばいいだろう。つまりもともとは5m程度の力量差の相手に15m後ろに下がってもらってよ~いドン、というわけだから圧倒的に有利なわけだ。

 

 2回戦の相手は師匠のBさん。

 ふだんは4子で指導を仰いでいるがこの日は5子局。

 部長と相談した結果、飛び入りのBさんが優勝してしまっては大泉囲碁部のメンツが立たない、というわけでこの日のBさんの段位を無理やり10段にしたのである。

 これも重たいハンデが効いて私の勝ちとなった。

 

 ここで皆さんお待ちかねの弁当タイムである。

 すっかり馴染みになった和食レストラン「岳」に特製おさかな弁当をこさえてもらおうと思ったのだが、あいにくこの日は大将が東京出張でお店は臨時休業(「煮魚の弁当は得意中の得意です」とのことだった)。

 どうしたものかと悩んだが、囲碁部のDさんの奥様が「パノラマ市場おばちゃんの会」の元メンバーでお弁当をこさえてもらうことができた。

 Dさんは「今日は5時から弁当作りを手伝わされたから、もう疲れちゃって勝てないよ~」とボヤくことしきり。お気の毒に予言どおりDさんは初戦負け、敗者復活1回戦も負けであった。

 

左上から:野菜の炊き合わせ、レンコン、鶏唐揚げ、ポテトサラダ、なす煮びたし、おひたし、

花豆煮(旨い)、栗渋皮煮(これも旨い)「ウサギの餌」度は高いが充実した内容)

 

 午後の準決勝、私は連日の疲れがどっと出てぼや~っとしているうちにアタリを見逃し投了、敗者復活に回ることになった。なんせここまで、

土曜午前 ゴルフレッスン2時間(みっちりやるのですごく疲れる)

  午後 夕方から東京の飲みトモと「コジシタ」で酒盛り

日曜   サンメドウズから鰻へ

月曜午前 栗の木伐採手伝い

  午後 Eさん宅でマツタケで酒盛りそのまま泊めてもらう

火曜午前 Eさん宅で囲碁

  午後 Aさんに呼び出され囲碁

水曜  「清里アーリーバード」で大たたき

と底抜け脱線ゲーム(古いね)状態だったのである。

 つまり私が不覚をとったのは、「オマエらのせい」だ。

 

 今年の決勝戦はFさん(初段)対Gさん(5段)という囲碁部開闢以来初の女性対決となった。

 囲碁部メンバーのうち女性はこのお二人だけ。決勝戦が女性同士となる確率は年に2回大会を行うとして75年に1回という椿事である。

 

(優勝はFさん トーナメント表の前で喜び爆発) 

 

 和気あいあいのうちに散会となったわけだが、このままでは囲碁部の平均年齢が80歳になる日がやって来そうな雲行きである。

 

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