(山塞のような雰囲気「ホーリーマウンテン」)
ゴルフの練習の後、現レッスン友のAさんから「カレーの旨い店に行ってみましょう」とありがたい提案があった。
目指すは「ホーリーマウンテン」。
Aさんによると日本人シェフがこさえるインドカレーだというから私の分類では「不思議ちゃん系カレー」である。
(燻製カフェ「もくもく」のカレーを数え忘れていたので「ホーリー」は八ヶ岳南麓の18軒目のカレー屋となる)
ホーリーマウンテンは大門川流域千ヶ滝にほど近い辺鄙な場所にひっそりとたたずんでいた。たまたまAさんが場所をご存知だからよかったが、ショボい看板しかないから気がつかないお客さんも多いだろう。
(商売やる気がどれほどあるのかは謎 やはり「不思議ちゃん系」か)
クルマを停めている間に様子を見に行ったAさんがすぐに店内から出てきた。これは悪い予兆である。
「予約がないとダメだそうです」
「・・・」
「しかも今日はカレーも切らしたそうです」
「・・・(やる気あるのかなあ)」
う~む。仕方あるまい。
まあ不思議ちゃん系の場合ハズレも多いから、あきらめもつくというものだ。
「犬トモがたまたま食事してますので、紹介します」
紹介されたBさんは我が家のすぐ近くにお住まいで、現役ながらほとんどテレワークで八ヶ岳南麓にいずっぱりの由。お勤め先は私が現役時代に勤めた会社とも大きな取引があった某外資系メーカーで、そんなことからAさんがわざわざ紹介してくれたのだろう。
Bさんが召し上がっているカレーを見て目が離せなくなった。
なんだかメチャクチャ旨そうだ。
(「チョーレーバトゥーレー(なんのこっちゃ)」
ひよこ豆のカレー(←こいつは正直それほどそそられない)、鶏団子のカレー(「チキンコフタ」という)、揚げパンのセット)
聖なる山に足繁く詣でているというBさんだが、この揚げパンは初めて出てきたとのこと。気まぐれなのか、客を飽きさせない工夫なのか、どうやらその日その日で献立が変わるらしい。
では8日のゴルフの後に来ましょう、ということになったのだが残念ながらその日は定休日。結局Aさん抜きで来ることにし(「カレーセット」というのを予約)、ついでにこれも旨いというビリヤニ(インド風ピラフ)をテイクアウトでお願いした。
品書きによるとビリヤニはチキンとマトンがある。
「マトンでお願いします」
「その日にならないとチキンになるかマトンになるかは分かりません」と、不思議ちゃん。
じゃあ品書きに書かなきゃいいじゃん、と思うのは不思議ちゃん系カレーのシロウトさんというものだ。
そんなわけで聖なる山はしばしおあずけとなった。とりあえず二人は「カントリーキッチンロビン」のカレーで空腹を満たすことにした。
(ハンバーグカレー Aさんはグリルチキンカレー)
ここのカレーは観光牧場のレストランとは思えないほど旨い。今日のハンバーグカレーと先日食ったグリルチキンカレー、どっちが旨いか悩むところだ。
「『岩』のカレーよりずっと旨いですね」とAさん。
私も同感である。