カネを遣うのって幸せな気分 吉祥寺でお買い物 | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(井の頭公園のすぐ上にある「おこわ米八」本店 以前は巨大なお屋敷の一画でおこわを売っていたが現在は閉店中 再開の予定は今のところないらしい)

 

 八ヶ岳南麓へ向かう前日、吉祥寺に買い物に出かけた。

 目的は酒の会にお招きいただいたAさんへの手土産のワインを買うことそれからボチボチ旬を迎える「ちりめん山椒」用のちりめんじゃこを買うこと。八ヶ岳南麓ではよいちりめんじゃこが中々手に入らない。

 そしてもうひとつがこれまでことあるごとにお世話になった八ヶ岳南麓を代表するレストラン「カーティスクリーク」が5月29日をもってついに閉店することになったので、ささやかなお礼の品を買うことである。

 

 サイクリング、サイクリング、ああ情熱のサイクリングブギ~ 

 

 自転車をギコギコこいで午前10時に「アトレ吉祥寺」に到着。まずは持ち歩いても傷みの心配がないワインを買いに「エノテカ」へ。

 

 

(10時に酒を買う客はさすがに皆無)

 

 どれにしようか迷ったが、店員さんのお勧め(今なら20%引きです、という殺し文句が決め手)でカリフォルニアワインのピノノワールにした。

 八ヶ岳南麓ではピノノワールは駒園ヴィンヤードなどごく一部のワイナリーが生産しているだけなので、ちょっと珍しいワインである。

 

 

 (モンテレー LA CREMA 2019年)

 

 次第に高揚感が高まってきた。

 カネを遣うのって本当に幸せな気分だ。

 まして今回はカネを遣う大義名分があるからクヨクヨすることなく思う存分散財できる。私が若い頃から、そして今でも率先して幹事を引き受けるのも、集めたカネでこの高揚感を味わいたいが故である。

 

 エノテカの近くに派手派手な意匠の洋菓子店があった。開店直後だというのにお客さんが集まっている。

 

(フランセ(本店北青山)) 

 

 ここの「果実をたのしむミルフィユ」というのが「マツコの知らない世界」に取り上げられたのだそうな。「おきなの知らない世界」、世界は広い。

 洋菓子類にはハナから関心がわかないし、まあ話題になるからいいか、ということで「カーティスクリーク」のマダムへのお礼はこれに決定。

 

 続いて「ロンロン市場」に向かった。

 私が子供の頃、つまり昭和40年代の猥雑な匂いをかすかに残している「ロンロン市場」。ここを徘徊するとなんともいえない充足感がある。

 

(現在はアトレの1コーナーになってしまったロンロンの旗艦店「魚力」)

 

 「魚力」の向かいの海産物店でかねて目をつけていたちりめんじゃこを購入。これで本日のお買い物は

無事終了である。

 

 

 ついでに吉祥寺お約束の「おこわ米八」へ。

 

(客はまだいない)

 

 この日は昼メシの支度が調っていたことから、おやつ代わりに小さなおこわを買うだけにした。

 今日はこの位で勘弁したる。

 

(おこわ3個入り324円 安いがそれには理由が 写真では俵型(円柱)に見えるが実は半円柱のかまぼこ型なのである こういうところでコツコツと財をなしたのだろうか)

 

 たっぷりカネを遣って気分も爽快、足取りも軽い。

 井の頭公園に向かって自転車を漕いでいると、「L.L.ビーン」が目に留まった。

 

 

 「15%OFF」という誘蛾灯に誘われた巨大ヨナクニサンは店へとフラフラ飛んで行き、一目散にアロハコーナーへ。そこのネイビーのアロハシャツに目が釘付けになったのである。

 するとそれを予期していたのか、待ち構えていた店のおねえさんはやおら、

 「ネイビーにします?グリーンにします?私はグリーンのが欲しいんですけど、お客さんはネイビーが似合いますね」と殺し文句をぶつけたきた。

 

 夏も近づく八十八夜、

 かくして散財のフィナーレはネイビーのアロハとなった次第である。

 

(早く着たいなあ なお2022年の八十八夜は5月2日でした)