終の棲家をどうするか⑪地元工務店のモデルハウスへ行ってみた | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(1階11.3坪、2階11.3坪、ロフト3.6坪 の2LDK+ロフト 

 外壁はニチハサイディングとニッタイ外壁タイル)

 

 地元の不動産屋A氏、B氏との打ち合わせの席上、ハウスメーカーの話題になった。

 「どこで建ててもらうか、検討はされていますか」

 「今の家を建ててもらった鼻ホームか、玉ホーム辺りでいいかと思ってるんですけど」

 とたんにA氏B氏とも異口同音に「大手は止めた方がいいです」、と言い出した。大手メーカーは高いだけでこれと言ったメリットがないというのだ。

 確かに小林亜星にCMソングを作らせたりして膨大な広告宣伝費をかけているうえに、下請け、孫請け、ひ孫請けに工事を請け負わせて各階層でマージンを抜かれるわけだから、大手メーカーが高いものになることは想像に難くない。

 

 じゃあどこか推薦してよ、ということで紹介してもらったのがこれも地元杉並のC建設である。

 同社はもともと建売住宅の下請け専業だったらしいのだが、次第に「リーズナブルな価格でいい家をこさえる」と評判になってリテール部門に進出、何年か前には悲願のモデルハウスまで建てたのだという。

 

 「見込み客紹介するとコミッションが入る仕組み?」と、食い意地と同じくらい猜疑心も強い私。

 「そういうことは一切ありまっしぇん。ご心配ならあと2、3社いい工務店を紹介します。C建設は特に

 お勧めで、実は私の実家もC建設に建ててもらいました」

 「ふ~ん、どの位値段が違うものなの」

 「半分、とは言いませんが3分の2、ないしは4分の3というところですかね」

 

 そんなに差があるとは驚きだ。

 後日A氏の紹介でC建設の営業担当D氏に会った。

 ところがデベロッパー相手の商売が本業のせいか、D氏は営業とは思えない牧歌的な人物で、

 「土地が決まったらまた相談しましょう~」と言ったきり梨のつぶてである。

 その後意を決してC建設本社(立派な自社ビル)を訪ねたところ、電話番のおばさん(社長夫人だったりして)が出てきて、

 「今営業は出払ってますね~」とけんもほろろ。せめてパンフレットでも、と懇願するとやおらくれたのが

「モデルハウスのご案内」であった。

 

 地図を見るとモデルハウスは我が家から歩いていけそうな所にある。

 さっそく見学のアポイントをとるべくD氏に電話を入れた。

 「もしもし、Dさんは」

 「今外出中ですね~」

 「かくかくしかじかでモデルハウス見学したいんですが」

 「あ~、それなら鍵はいつも開けてありますからご自由にどうぞ」

 う~む、なんともぶっきらぼうな対応なのだが、おそらく「営業にカネはかけない」という企業理念なのだろう。考えようによってはすこぶる良心的である。

 

 黄砂の中をトボトボと歩いて行くと想像より立派なモデルハウスがあった。おばさんが言ってたとおり

鍵は開けっ放しで誰もいない。

 

(玄関ホール スケルトンのらせん階段が美しい 左側に6畳、右側に5畳の寝室をとっている)

 坪庭風の空間は実際の施工時には掃除道具収納庫かなんかになっちゃいそう)

  

(トイレは吹き抜け風に天井高を高くとって採光窓がついている これはいいアイデアだ)

 

(LDKは19.2畳 キッチンの奥にユーティリティスペースがある)

 

 

(ロフトに続く立派な階段 これならロフトも部屋として使える)

 

 これは気に入った。広さも老夫婦二人ならこれで十分だ。

 「これでどの位するの」と聞きたいところだが、残念、肝心の営業担当はいないのである。

 

(屋根材は KMEW(クボタ松下電工外装)「コロニアルクアッド」)