終の棲家をどうするか④井の頭線周辺ぶらり旅(三鷹台駅編) | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(三鷹台のメインアイコン立教女学院 校門前で写真を撮っていたら不審者と疑われた)

 

 八ヶ岳南麓から東京に戻って早々、井の頭線三鷹台駅周辺のタウンウォッチに出かけた。

 これまで乗り降りしたことがない三鷹台駅。駅の住所は三鷹市だが周辺を久我山、松庵、宮前と杉並区の町に囲まれていて、閑静な環境にある。

 

 

 中央線で吉祥寺まで出て、井の頭線に乗り換える。 

 

 

(井の頭線に乗るのは20年振り位だろうか)

 

 井の頭線が全線開通したのは1933年のこと。全長約13km、駅間の平均距離はたった1km(吉祥寺駅・井の頭公園駅間なんてわずか600mだ)、車両も5両編成と短くてなんだか都電に毛が生えた

ような印象である。

 そんなわけだから乗ったと思ったらすぐ三鷹台駅に着いた。

 

(ホームも短くて可愛らしい)

 

 三鷹台駅の1日平均乗降客数は22,072人(2019年度)。

 JR阿佐ヶ谷駅(45,603人)、同西荻窪駅(45,712人)の半分程度であるが、駅前は比較にならないほど寂しい。同規模の西武新宿線上井草駅(21,302人)よりもさびれているのではないだろうか。

 おそらく昼間の人口がJR両駅周辺以上に少ないうえ、ちょっとした買い物は皆さん吉祥寺に出てしまうのだろう。

 

 そんなこともあって駅周辺には殆どお店が見当たらない。唯一買い物ができるのが「Odakyu OX」。

 京王線沿線に何故小田急?と思うのだが、井の頭線は80年ほど前に現小田急電鉄が経営していた時代があったので、おそらくその名残なのだろう。

 

(小田急線沿線以外の店舗はここだけ)

 

 小田急に限らず、西友、東急など電鉄系のスーパーは概してよくない、というのが私の持論だ。

 彼らは経営努力をさほどしなくても立地の面で優位に立てるし、電鉄会社内部の序列ではスーパーなど所詮イロモノのはず。

 「社長レースに敗れる→系列スーパーの社長に転出して余生を過ごす」、という図式だから経営に力が入るはずもない(あくまで憶測です)。

 

 今回のぶらり旅の目的のひとつは終の棲家候補地周辺のスーパーがどんな感じなのかを目視確認することにある。調査にあたっては日頃口にする食品のうち、低脂肪乳と納豆の品ぞろえをベンチマークとすることにした。何故低脂肪乳かというと、八ヶ岳南麓で日頃お世話になっている「ひまわり市場」には置いてなくて、やむなくセブンイレブンの低脂肪乳(余り旨くない)を飲まざるを得ない、という苦い経験があるからだ。

 

(中規模の店内には必要なものがすべて揃っている)

 

 まずは低脂肪乳。明治とタカナシ(北海道)の2種類とやや寂しいが、ないよりは勿論マシだ。

 

(私の中では明治、タカナシ北海道、四つ葉の順に好き 明治はキャップ式がよい)

 

 納豆は20種類が並んでいた。健康志向の高まりのせいか、ここに限らず納豆はどの店舗も力を入れているようだ。

 

 

 お惣菜も充実している。高齢者世帯、独居老人が増え、安くて旨いお惣菜が集客のキラーコンテンツとなっているのだろう。

 

 

 周辺にパン屋、肉屋がないのは残念だが、とりあえずの生活必需品は Odakyu OX で十分と思える。

 

 そんなことを考えていたら急に腹が減ってきた。場所柄この界隈では「井の頭五郎現象」と言われているらしい(ウソこけ)。

 Odakyu 前の蕎麦屋「美たか庵」へ飛び込み、今後のこともある(?)のでさっそく「カツ丼セット」を注文した。

 

(かつ重セット1650円なり ちょっと高いな)

 

 う~む。値段のわりにショボい。場所柄こういったガテン系の食い物ははあまり出ないのだろう。

 味(50)×価格ディスカウント(▲50)でカツ丼指数は25というところか。

 

 とりあえず腹も膨れたところで、久我山駅まで歩くことにした。といっても両駅は営業キロでわずか

1km、腹ごなしの散歩にちょうどよい距離である。(久我山駅編に続く)