見た目はショボい良店⑨インドカレー「かるみれんげ」 | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 「八ヶ岳南麓で一番旨いカレーはヴィラ・アフガン」との記事に対し、この記事をご覧になった方から、

 「白州の『かるみれんげ』を試しなさい」とのアドバイスを頂戴した(その時の記事は↓)。

 

 そんなわけで、梅雨は明けてないくせに気温だけはちゃっかり高いこの日、白州までカレーを食いに出かけた。

 国道20号沿いにたたずむ「かるみれんげ」(ヒンディー語で「また明日ね」という意味らしい)は、なんだか廃屋のようなショボい佇まいの店である。ことによると廃屋をそのまま利用しているのかもしれない。

 

(円内の部分が店舗になっている 建物の形状からすると「リンガーハット」だったのかも)

 

(近づいてみると「号室」のサインポストが どうやらモーテルかなんかだったようだ)

 

 建物の規模のわりに中は意外に狭く、4人がけ程度のカウンターとテーブル席が2つ。11:30の開店と同時に乗り込んだ我々は待たずに席につけたが、12時にははや行列ができた。

 

(県境の店には山梨長野両県のカレー好きが集う)

 

 「本日のカレー」は、

 チキン、

 キーマ、

 豆、

 魚(今日はイカ)

の4種類。

 

 せっかちな私は他のお客さんに先を越されまいと席に着くやいなやキーマ(800円)を注文したのだが、メニューをよく見ると+200円で合いがけにできるとある。あわててキッチンまで乗り込んで「キーマとチキンの合いがけ」に変更してもらった。 

 

 さらにじっくりメニューを眺めると、今度は「砂肝のマサラ300円」というのが目に飛び込んだ。

 「砂肝のマサラ」。

 なんだか「星影のステラ」を想起させる妖しい響きだ。

 そんなわけで再びキッチンへ。ついでに、「カレーにかけても合います」という「ヨーグルトサラダ」も追加した。お値段はなんと100円である。

 

(テーブルには使用しているスパイスの説明書きが置いてある)

 

 ようやく席に落ち着いたところに同行者から一言。

 「パクチー苦手な人は事前にこれ出さなきゃダメみたいよ」

 そっと渡されたカードには「パク抜き」の赤い文字。

 

 

 (「パク抜き」カード パウチっこでちゃんとラミネートされている)

 

 あわててカードを持ってまたもやキッチンへ。

 女将にカードを渡そうとすると、特にそういう手順は必要ないらしい。ではこのカード、一体どう使うのだろう。

 パク抜きカードを握りしめて困惑していると、存外早くカレーがでてきた。

 

 (チキン(左側)とキーマの合いがけ ちゃんとパク抜きになっているからカードは不要だ)

  

(キュウリのピクルス、味噌汁(←これ旨い)がつく こちらのカレーにはパクチーが載っている)

 

 旨い。スパイスがよく効いている。

 キーマはこれまで私が食ってきたものと若干違うスタイルだが、旨い。

 

 果たしてヴィラ・アフガンとどっちが旨いのか。

 かたや欧風、こなたインド風とスタイルも異なるので比較は難しいが、値段を考えるとかるみれんげの判定勝ち、という感じだろうか。

 直線距離で我が家から12Kmのかるみれんげ、わざわざ来るのは億劫だが、白州方面に用事がある時には必ず寄りたい店である。

 

(パク抜きカード10枚でカレー1皿無料!とかなんかあるのかなあ)