(雨がようやく上がって久しぶりに姿を見せた鳳凰三山)
私が八ヶ岳南麓で頭と鼻の穴の痒みに見舞われたのは今から3年前、2017年の夏のこと。
庭をうろついたり、そらの散歩で木立ちの中を歩いていたりすると、ふっと蜘蛛の糸が顔に触れたような感触に襲われ、やがて顔がムズムズし始めた。
顔のムズムズは次第に頭(全体ではなく前頭部などハゲが進行しそうな部分)のかゆみと鼻の穴(奥の方でなく開口部)のかゆみに代わり、以来蜘蛛の糸が触れるたびにこの2か所がかゆくなるという症状が現れた。
「蜘蛛の糸アレルギー」というものが果たして存在するのだろうか。ググってみると、
「それは心霊現象です」などというギョっとするような説明はあっても蜘蛛の糸がアレルゲンとなる事例は見当たらない。
やむを得ず皮膚科に行き、症状の原因が皮膚炎ではないことを確認したのが2年前のことである(その時の記事は → ここ )。
また、「39種類のアレルゲンが分かる」というアレルギー検査を受診したところ、私のアレルゲンは
「スギ花粉」、「ヒノキ花粉」、「犬猫のフケ」の3種であることが判明した。「蜘蛛の巣」なんていうヤツは対象項目にすらなっていないのである。
(Viewアレルギー検査)
その後も断続的に症状は続いたが、コロナストレスによる免疫力低下のせいか老化現象か、ここにきてかゆみが慢性的になってきた。また蜘蛛の糸が顔に触れる感触は今でも時々現れて、これが出ると余計にかゆくなる。
八ヶ岳南麓では蜘蛛の糸に触れる機会は東京に比べて格段に多いとはいえ、かゆみの原因が蜘蛛の糸ということはもはや考えられない。
我が愛犬によるものなのか、はたまた心霊現象なのか、どっちにしても憂鬱な気分である。
(こいつかなあ)




