欧風カレーで免疫力を強化する | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 

 外出自粛の毎日が続いている。

 3月25日にJR総武線で三鷹まで行って囲碁を打った後居酒屋の良店「マルカツ」で酒をたらふく飲み、駅前のジャズバー「ブルームーン」でアイリッシュウィスキーをがぶ飲みしたのが最後の外出らしい外出だから、すでに一週間経っている。

 さすがに新型コロナには感染していないだろうとは思うものの、東京から来たというだけで何となく肩身が狭い。万が一ということもあるので八ヶ岳南麓に来てから誰にも会っていないものだから、ストレスも

たまってきて免疫力も下がってきたように思える。

 

 そこで我が家からクルマで10分ほどのところにある欧風カレーの名店「ヴィラ・アフガン」にカレーを食いに行くことにした。

 

 カレーの主成分であるターメリック(ウコン)にはクルクミンという物質が含まれていて、これは免疫システムを強化するタンパク質を3倍に増やす作用があるという。また玉ねぎにはこれも免疫強化に効果がある硫化アリルがふんだんに含まれている。

 欧風カレーゆえショウガ、ニンニクに欠けるのがいささか画竜点睛を欠いているが、この界隈には旨いインドカレーがないので致し方ない(関連記事 幸せの町大泉にないものといえば① )。

 

 「ヴィラ・アフガン」は健気に開店はしていたが、客は見当たらない。

 

(駐車場にクルマは皆無)

 

 いつもは玄関から入口の外まで並んでいる行列も、今日はなし。ひっそりとした屋敷の佇まいは、

「シャイニング」のホテルを思い起こさせる。

 

 

 

 

(玄関にも行列なし こんなの初めてだ)

 

 店内にも客はいない。なんだか映画のセットに足を踏み入れてしまったかのように感じる。

 

 

 

 「密閉」、「密集」、「密接」の「三密」とは程遠い環境で我々の食事は始まった。

 なおこの「三密(さんみつ)」なる言葉は、大日如来を具現する「身(身体)」、「口(言葉)」、「意(心)」を指す仏教(密教)用語で、テレビで耳にするとなんとも抹香臭いイメージが湧いてきてしまう。

 

(それは「あんみつ」です。あ、そっちは「だんみつ」(写真略))

 

 私は定番ビーフカレー激辛。ごはんは茶碗一杯分(三杯分まで無料)。

 家内はシーフードカレー中辛。ごはんは同じく一杯分。

 合わせて「田舎サラダ」を頼んだ。

 

 まずは「田舎サラダ」がやってきた。山菜入りのちょっと和風テイストのサラダである。

 

(量が凄い これで一人前)

 

 待つこと10分でカレーの登場である。

 

(ご飯は茶碗一杯分 巨大な牛すね肉塊が肩口までどっぷりカレーに浸かっている)

 

 カレーの中の牛すね肉がデカい。子供のこぶし位の大きさのやつが一つに、そらの肉球サイズのやつが一つ入っている。

 

(見よこのサイズ(左)ホロホロに煮込んであるすね肉はスプーンで簡単に崩せる)

 

 家内のシーフードカレーも実に旨そうだ。

 

(巨大エビ、ホタテ、イカ入り)

 

 う~む。旨い。

 ひと口食うごとに痺れるような快感が全身に行き渡って、免疫力もぐんぐん上がっていく感じだ。

 

 会計をすませてからちょっと聞いてみた。

 「すね肉が旨いですね~。これ、『肉のわたなべ』ですか」

 「ふふふ。違います」

 「あ、違うんですか(どこの肉か教えてよ)」

 「・・・(企業秘密だっての)」 

 

 このコロナ騒ぎで「ヴィラ・アフガン」が経営危機に陥りませんように。

 大手資本に買収されたりして換骨奪胎された不味いカレーになりませんように。