天皇陛下のご退位にあたって初アスパラを食す | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 平成最後の日、八ヶ岳南麓大泉は小雨が降るあいにくの天気となった。

 午前10時、今上陛下最後の宮中儀式「退位礼賢所大前の儀」が始まった。

 

 

 

 テレビを見ているうちに平成の様々な思い出が去来するとともに、常に国民に想いをよせてくださった天皇皇后両陛下に対する感謝の気持ちがとめどなく湧いてきた。

 バブル崩壊、阪神大震災、リーマンショック、東北大震災、決していいことばかりではなかった平成だが

それでも豊かで平和な時代であったことは間違いない。

 昭和32年(1957年)に私が生まれた時、母は「この子が成人を迎える頃には再び徴兵にとられる」と覚悟していたそうだ。そんな母の不安も杞憂に終わり、平成世代の私の子供達も、戦争ともひもじさとも無縁の生活をエンジョイしている。

 

 前日遊びに来た長男が友人とニジマス釣りに行くというので、炭焼きの準備をした。

 ついでに初物のアスパラガスを掘り出して平成の御代への感謝を込めて食うことにした。

 

(ニジマスはひまわり市場で買ったらしい)

 

 五穀豊穣を寿ぎ、終わりゆく平成への感謝を胸に1本のアスパラガスを4人で分けて食った。

 アスパラガスから溢れ出た滋味。両陛下の慈愛に満ちたお言葉の数々が去来する。

 天皇陛下、皇后陛下ありがとうございました。私は日本に生まれてきて幸せです。

 

 陛下への感謝を込めて、私は「令和の誓い」をたてた。

・ 最期の日まで健康で過ごす。老人医療費の膨張に加担しない。

・ 日々穏やかに慎重に暮らす。交通事故の被害者になったとしても加害者には決してならない。

・ 働く人ファーストの精神を大切に。

 

 我々の世代が変ちくりんな老人になっていくと、それは陛下の御足跡を汚すことになると思うのだ。

 

平成最後の日に新たな時代の息吹き、「カサブランカ」が発芽した。

正三角形に植え付けた球根だが、芽はなぜか直線的に並んでいる。

これは吉兆、令和もきっといい時代になることだろう