(石神井公園 冬枯れの三宝寺池)
愛犬そらの散歩に石神井公園に行った。景色はすっかり冬である。
三宝寺池を散策していると、木立に何やら動くものがいた。
(これです)
(そっと近くに寄ってみる 物思いに耽っているのかこちらに気がつかない)
タカの仲間だろうか。脚の形状からはサギかもしれない。
「石神井公園の野鳥たち」というサイトで見ると(便利な世の中)、サギはアオサギ、アマサギ、コサギ、チュウサギ、ダイサギ(←この辺いい加減なネーミングに思える)、ササゴイ、ヨシゴイ、ミソゴ、ムラサキサギ、オレオレサギ、フリコメサギと数多い。
古来石神井川、妙正寺川流域は葦や荻の茂る広大な湿地帯で、荻窪、井荻、井草、鷺宮、白鷺、沼袋と近隣にはその名残を留めた地名が多い。近年まで新井薬師付近には遊水地があったほどだからいきおいサギも多いのだろう。
図鑑の写真等と見比べて数あるサギの中から写真の主はアオサギとにらんだ。
私はだまされない。
(夕方のテレビをご覧になれない方に補足説明すると、これはNHKが7時のニュースの前にやってる詐欺の手口紹介番組
のタイトルです)。
(アオサギ 肩の模様がそっくり)
三宝寺池から再び石神井池に戻ってくると、やがてイタリアンがある。
「La Gazza」という。イタリア語で「カササギ」であるが、オーナーはHPで「オナガ」から命名したとのこと。まあどちらもカラス科だから大差はない。
(20年ほど前に出来たレストランだが2014年にニューアルしたそうだ)
テラス席には「attenti al cane」(犬に注意)とあるからおそらくワンちゃんOKなのだろう。
土日は一番安いランチが2000円だが平日は1600円である。定年ゆるふわ生活のいいところだ。
年を越してもう少し暖かくなってきたら散歩がてら来てみよう。
見上げると紺碧の空に飛行機雲が二筋。
真冬の季節も捨てたものではない。
(羽田-札幌線か)