二週間ぶりに東京に帰る日を迎えた。
八ヶ岳南麓大泉の気温はここのところぐっと下がり15℃~25℃、七十二候は「草露白(くさのつゆしろし)」。秋到来だ。
朝起きてすぐ、夏の間ずっと楽しませてくれたミニトマトの最後の収穫をした。
まだ100粒ほど実があるが、再び大泉に戻った時にはすべて割れるか落ちるかしているだろう。これがこの夏の見納めである。
左:最後の収穫は20粒程度
右:ちょうど1か月前(8月12日)の収穫は100粒近くあった
夏の暑さがやわらぎ気温が20℃を切るようになると、春の訪れとは違った命の営みが始まる。
ひとつは芝の病気(ブラウンパッチ、象の足病)。
病原菌は春の気温上昇期(20℃を超える日が出始める)と秋の気温下降期(20℃を下回る)の2回活動期となる。帰る直前にこの時期のお約束、予防のため「オーソサイド」を散布した。
もうひとつが秋野菜の発芽である。
5日ほど前に種まきをした秋野菜も発芽適温(15~20℃)となり、一斉に芽をふきだした(種まき前の記事は → ここ )。
(発芽適温がやや高めのニンジンはやや出遅れ気味)
(よ~く目をこらすと産毛のように発芽している)
残しておくのもシャラくさいとばかり種をぜ~んぶ蒔いたので、芽は早くも超過密状態である。当分間引きもできないので、おそらく大泉に戻ってくる頃には立派なジャングルとなっているに違いない(泣)。これも二拠点生活の歯がゆいところである(二拠点生活の困った点の記事は → ここ )。
家の片付けだなんだで大変だろう、ということでリックさんご夫妻が朝メシに招待してくださった。
お二人がナッシュビルに帰る日も近い。これもひと夏のよい思い出だ。
(最後のトマトもサラダになって全員の胃袋へ)
大泉の夏は、こうして終わりを告げた。