シーズンオフの蓼科東急ホテル | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(庭のジュンベリーが満開 去年より2週間以上早い)

 

 定年退職旅行ということで蓼科東急ホテルに行った。ここは家から近く(30kmほど)、ペットOKのコテージがあるので都合がよい。

 子供の数よりペットの数が多いご時世を反映して「犬と泊まれる宿」は数多あるが、たいていメシが不味いか風呂が狭い(50%以上の確率でどっちもひどい)。そんなところで窮屈な思いをするなら家でのんびりしている方がマシなので、この際奮発して東急グループのお世話になったのである。

 
 途中小淵沢の「井筒屋」で鰻を食おうと楽しみにしていたがあいにく定休日。じゃあ富士見高原か原村
の賑やかなとこでなんか探せばいいか、とカーナビにお任せしたのが大失敗、クルマはひたすら里山の人家もロクにないような小道を走っていく。10年以上前のカーナビだから認知症気味なのかもしれない。  
 ああ、明日は我が身、これは決して他人ごとではない。
 
 やがてかつては街道筋の交差する重要な宿場町といった風情の場所に出た。それまで食い物屋が全くなかったのが嘘のように店が2軒並んでいる。そのうちの1軒、「飯屋こふく」に入った。
 店構えはパッとしないが、旨い。
 私は「まかないランチ(チキンカツカレー)」、家内は「新潟直送カレイ煮つけ定食」を食ったが、どちらも旨い。ランチは小鉢(野菜煮)、みそ汁、お新香、デザート(自家製プリン)がついて800円。安い。
 近隣の中学で番長を務めたものと思わしき大将と、その同級生で生徒会の書記をやってたに違いないしっかり者の奥さんと夫婦で切り盛りしているが(未確認情報です)、相撲か板前修業か二者択一を強いられた悪ガキは東京の割烹で長いこと修業したのだろう、味も盛り付けも一級品である。
 
(なんか冴えない店構えだが)
 
 (地図を見ると歴史的にも重要な交差点であることが分かる 私は信玄棒道から北上したようだ)
 
 「こふく」から30分も走ると早くも蓼科東急ホテルである。
 さすがにシーズンオフ、ロビーにもコテージにも私たちのほかには誰もいない。
 
(「シャイニング」の舞台になりそうな雰囲気)
 
 そらは犬の匂いがするのだろう、警戒してコテージに入ろうとしない。 
 
 手入れの行き届いた庭には誰もいない。
 風呂はわずかに2、3人、レストランも2組ほどしかいなかった。 
 
 肝心のメシは・・・とやかく言うまい。所詮シーズンオフ、材料もシェフも気合が入ろうはずがない。 
 
 
 (雰囲気だけはいい)
 
 蓼科東急ホテル、もし利用されるなら朝食のみのプランにして、夜は「こふく」でメシ食うのがお奨めです。ついでに大将になんか肴をおみやにしてもらって、近くのセブンイレブンで買った酒を部屋でグビグビ、これが正解です。
 
(ワイン3種お試しセット3,800円×2 普通にボトル1本にすればよかった~)