日々のあるある①時間がないときに限って懐かしい人に出会う | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(稼ぐに追いつく貧乏なし、がんばってね~)

 

 今日も忙しい。

 仕事ではない。亡父の後始末と自分の退職関係である。

 朝からこれまでにやった手続きを列挙すると、

・ 近所の税理士先生の面談を電話で予約(亡父関連)

  同級生の荻窪君に教えを乞うたところ、「自分がお世話になった先生は存命してたとしても80歳を超

 えているから止めておいた方がよい」とのこと。やむを得ず愛犬散歩ルートの税理士先生事務所に連
 絡した。

・ 職域団体生命保険継続加入のための保険料自動振り込み手続き(以下自分)

  職域保険は現役社員が多いので保険料がものすごく戻ってくるのでお得。会社近くの郵便局で自動

 引き落としの手続きをした(金色の貯金箱はまたしてももらえなかった・・・ この件は →ここを )。

・ みずほのネットバンキング再開手続き

  昨晩普段のパソコンと違うPCからアクセスすると、敵は予期せぬ質問をぶつけてきた。

  「趣味は?」

  「ゴルフ」、「ブブー」

  「読書」、「ブブー」

  「酒?」、「ブブー」であえなくログイン停止となってしまった(正解は「株」であった・・・)。

  敵はパスワードを変更しろ、「秘密の合言葉」も変更しろ、と言う。「趣味」とか「好きな食べ物」は記憶
 が曖昧になる
ので、今度は「高校の最寄り駅は?」とか間違えようのない質問を3つ選んだ。これで生
 涯安心である。

・ ENEOSカードコールセンターへ連絡

  現在給与口座引き落としになっている日石ガソリンカードはもう使えなくなる。そこで昨晩新たにWEB
 経由で「ENEOSカード」を作ることにしたのはいいが、カードの引き落とし口座を設定する際に上の事
 故が起きて作業中断となった。

  ところがカード会社からはメールで「手続き完了のお知らせ」が来たのである。

  あわててコールセンターに連絡すると、「あ~。大丈夫です。カードをまず送りますので、引き落とし口
 座の申請書を同封しま~す」とのこと。やれやれ。

・ 健康保険任意継続申請

  民間健康保険は保険料全額本人負担(現役時代は労使折半)を条件として2年間限定で退職後も
 現健康保険に居座ることができる。

  国民健康保険には扶養の概念がないので、扶養家族がいる場合は任意継続の方がはるかに負担
 が小さい

  ただし退職後2週間以内に申請しないと権利が失効するので、今から出しておいてもいいか、と健康
 保険組合に聞いたところ、ああいいですよ、というのであわてて提出した。

 

 7:45ころ気ぜわしい中コーヒーを買うために会社近くのタリーズに寄ると、ばったりかつての部下Aさん(現在定年再雇用)に出くわした。彼はまだあと3年会社にいれるのだが、再雇用契約を解除して私と同じく3月末をもってリタイアするという。

 え、そうですか、まあ積もる話もあるし、ということでそのままコーヒーである。

 なんでもお嬢さんが近々結婚することになったが、その相手の親というのが老人ホームを何軒も経営

しているやり手らしい。ご対面の際にAさんが経理一筋、と告げると「それではウチの監査役を」ということになったそうだ。

 老後はおそらく物件の中で一番いい部屋をあてがってもらえるようで、Aさんはニタニタ笑いが止まらないのである。

 

 ここで30分ほど話し込んだので、後が押せ押せとなった。

 今日は昼メシなし、と悲壮な決意で周囲の目を盗んであっちこっちに出かけた(まあ見て見ぬふりをしてくれているのである)のだが、11:30頃郵便局帰りにこれまたかつての部下B君(現在名古屋勤務)に会社のロビーでばったり出くわしたのである。

 

 高校の3年間を田舎の応援団で暗~く過ごしたB君は、大学では旅行サークルかなんかで楽しく過ごそうと決意していた。何せ3年間学ラン以外着用禁止だったのである。ところが地元大学の入学オリエンテーションに行くと校門に高校の先輩連がタムロしていて、「お~い、B、こっちこっち」と大学応援団室に連行され、B君の闇の時代はさらに4年続くこととなった。

 その反動であろう、B君は数年前に突如スーツ着用を止め、トックリセーターで勤務するという奇矯な行動に出たのである(私の名誉のために付け加えるとこの時点ではとっくに上司部下ではなくなっている)。 
 ところが三つ子の魂百まで、そのセーターは黒無地でどう見てもチアガールの周囲で一緒に跳ねている男子応援指導部員そのものであった。ん~、残念。

 
 そんなこともあって名古屋勤務となったのだろう、私は不憫になって昼メシをごちそうした。
 蕎麦を食いたい、お安い御用である。黒トックリセーターも健在だ(一体何着持っているのだろうか)。
 
(水道橋「六常庵」せいろ2枚+天丼セット1,000円  家賃坪3万円、人件費3名分を負担してこの
 価格である。詐欺まがいの蕎麦屋には猛省を促したい)
 
 12:00頃、水道橋駅近くでもうこれで二度と会うこともあるまい、元気でな、と別れを告げるとトックリ君の目がうるんだ。オレも最後に会えてよかったよ。
 
 せわしない時に限って懐かしい人に出会う。これ、あるあるでしょ。