(秋深し コスモスの密林から顔を出したシュウメイギク)
我が家の庭ではキウイ、イチジク、ブルーベリーを栽培している。いずれも栄養値が高く、かつ育てやすいからだ(らしい)。
これら三果の様子を紹介したい。名付けて「大泉三果物語」(失速ぎみとはいえ、いまだに小池百合子さんの影響から抜け出せないでおります)。
見た目のかわいらしさ、食べやすさもあってキウイ人気は年々上昇している。輸入果物のトップバナナ(96万トン 2014年値)までは遠いが、パイナップル(2位15万トン)、グレープフルーツ(3位11万トン)
あたりを抜くのは時間の問題だろう。
農業大国を目指す国策に従って輸出もしている。輸出先を見ると香港100%なので、かの地の高級食材店で扱っているのだろう。
(数値は2014~16年のもの)
イチジクはほぼ国産、産地は愛知県以西に偏っている。子供の頃からカンチョーにはお世話になったがホンモノを食う機会がなかったのはそういう事情なのだろう。
イチジクも一応輸出している。80キロだって。シンガポール宛なので、日本食レストランかなんかで使うのだろうか。
ブルーベリーは、イチジクとは好対照、産地は長野以東である。長野、東京(東京のどこだ?)、茨城に群馬、千葉、埼玉と続く。日持ちが悪くいので大消費地の近郊でないと流通が難しいのかもしれない。
しかしこれだけ偏ると関西方面にお住まいの方は見たことも食ったこともない、という方がずいぶん
いらっしゃるのではないだろうか。
決してワヤな食い物では、ありまへん。
さて本題である。
1.キウイ(紅妃、黄色キウイ)
昨年(2016年)11月に植えるたのだが、冬の間に地上から姿を消した。5月になりサクラの花びらの陰から新芽が顔を出した時の感激は忘れられない。
(小指の先くらいの新芽)
その後すくすくと成長したが、9月以降は停滞、現在株高50センチほどであろうか。種から育ったようなものだから、時間もかかるのだろう。
(左:7月ころの様子 右:10月現在)
一方紅妃が枯れた、と思ってあわててJマートで買った「黄色キウイ(そんな名前じゃないと思うが名札はそうなっていた)」は、順調に育って株高1メートルになった。
(黄色キウイ 単管パイプ製キウイ棚の真ん中辺まで育っている)
まあ、果報は寝て待て、東京オリンピックの頃までに実がなれば良しとしよう。
(紅妃は種子の近くが赤い)
2.イチジク(ノルドランド)
スイス生まれの耐寒性抜群品種ということであったが、キウイと同じく冬の間にあえなく立ち枯れ、5月になって同じように新芽が出てきた。
(左:6月枯れた幹の横から発芽 右:7月には株高50センチに)
やがて株高は1メートルに達し、9月にはあっぱれ結実したのである(ふたつ)。
果たしてここから先どこまで大きくなるのか、ノルドランドを栽培されている方のブログによると、実は
青いままでも、お尻から蜜が出てきたら食べ頃だそうだ。
写真から1か月近くたった現在も大きさがほとんど変わっていないので、今年の試食は難しいかもしれない。
(近くで撮っても大きく見えない)
3.ブルーベリー
我が家のブルーベリーラインアップは(いずれもハイブッシュ系)、
バーリントン
ジャージー
ウェイマウス
ブルーレイ
ブルークロップ
これにビルベリー2本を加えて都合10本である。これらは意図的なラインアップでなく、Jマートに陳列されているものを適当に買っただけだ。
早いやつは植えてからほぼ2年経つが、成長が遅い。いまだに50センチ程度である。南方にお住まいのSさんのブルーベリーは株高がゆうに2メートルはあるが、植えられたのは10年近く前だそうだから時間がかかるのだろう。とはいえチビはチビなりに実ができる(数粒だが)ので、愛すべき存在である。
(早くも紅葉したブルーレイ)
野菜や花は気ぜわしいが、果実はのんびり成長が楽しめる。
ゆるふわ生活のベストパートナーかもしれない。
(ペロリ、そうかもね~)