家を建てる(プロローグCMソング) | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 いよいよ家である。

 「3軒建てないと気にいった家は作れない」という。2014年春、私はさっそく凝り性魂を全開にして図書館で本を漁った。「ゼロから始める家作り」、「住まいの解剖図鑑」など、図書館にある住宅関連の本は

すべて借り、家作り別荘作りのブログも片っ端から目を通した。

 そうこうするうちに、一種のノイローゼ症状だろう、住宅のCMが頭の中でなりっぱなしになった。

 

 一日(ひとひ)を終われ~ば 待つ ひと 家~

 季節の描く~道 胸に 灯る あかり~ 

 あの街に~ あの家に こころ~は帰る~

 家に~帰れば~ セキス~イハウス~

 

 春~の日 夏の~夜 花~ 月~ 雪~

 この~星 このと~きの 秋も 冬も いまも~

 美しい~ いのちみな~ あふれ~て生きる

 家に~帰れば~ セキス~イハウス~

 

 もうひとつはナショナル住宅である。

 

 家をつくる~なら~ 

 家をつくるな~らば~

 草の萌える匂いのする

 カーペットをひきたいと

 思うのであ~り~ます~

 ナショナルじゅ~たく~

 

 住宅のCMソングは本当にいつまでも心に残る。単価の高い商品だけに、ふんだんにカネをかけられるのであろう。

 話はどんどん脱線するが、私の永遠のテーマソングは「明治チェルシー」である。 明治製菓のHPで調べてみると、チェルシーの発売は1971年、私が中学2年のときだ。 中学2年春の文化祭(私の学校は4月に文化祭があった)、私は思春期まっさかりだった。

 

 なつかしい人に 出会ったような

 やさしいたよりが 今届いた

 わすれかけてい~た~ しあわせ~

 あ~なたに~も~ わけてあげたい~

 ほ~ら チェルシーい

 もひと~つ チェルシー

 

 小さな願いが かなったときの

 うれしい気持ちは もうかくせない

 歌いたくなる~よな い~ちにち~

 みんなに~も~ わけてあげたい~

 ほ~ら チェルシーい

 もひと~つ チェルシー 

 

 アナタニモ、チェルシー、アゲタイ

 

 チェルシーは今でも販売されているが、もう30年以上口にしたことはない。それでもあの甘酸っぱい味は覚えているし、CMソングは今でもふと口ずさんでしまう。

 私は、青春のシンボルがチェルシーでつくづく幸せだ。 これがカールだと、CMソングはバカっぽい(失礼)うえに、それにつけても販売終了~という仕打ちを受けるところだった。

 

 歌詞のところどころがあいまいなので、ググってみた。

 

 一番古いのは1971年ナショナル住宅(現パナホーム)。
 あの加藤和彦(故人)の作曲だ。 あの、といっても若い人は知らないだろう。「あの素晴らしい愛をもう一度」ならわかるだろうか。CMオリジナルではなく、彼のセカンドアルバム「スーパーガス」の一曲目に収められたのが「家をつくるなら」だという。
 
 チェルシーも1971年だが、これは明治オリジナルである。作詞安井かずみ(故人)、作曲小林亜星。
唄っているのは「恋人もいないのに」のシモンズだ。彼女たちももう70歳くらいのおばあちゃんで、印税で孫のランドセルを買ったりしてるのだろう。
 
 積水ハウスもオリジナル、これも小林亜星。こうしてみると小林亜星の才能はすばらしい。寺内貫太郎一家の芝居が本業で作曲は片手間、とずっと思っていたが、真実は逆である。
 
 肝心の家作りにたどり着けなかった。次回から気合をいれて家作りをレポートする。