アナウンサー「まだまだ雪深いここ札幌。
本日は、なんと猫のりんちゃんから、暇だったら来て、というなんとも失礼な、
いえ、可愛らしいご連絡をいただきまして、久しぶりに、にゃんさんのお宅に
お邪魔している『隅の園芸』です」
りん「にゃにゃ」
「りんちゃん、こんにちは」
にゃん「暇だったの?」
「そんな、まさか。もういろんな予定を万障繰り合わせして、やっとこさ
来たんですよ」
「あ、そーそー。最近私、ラッキー続きでさぁ」
「え、どんな?」
「あのね、卵買ったらさ、1パック(10個)中2個が双子だったんだよ。
双子の卵なんて超レアで、びっくり。そんでさ、リンゴ買ったら、もう蜜が
いっぱい入ってて、スイーツみたいに甘かったんだよ」
「.....」
「あ、無反応」
「ねぇ、りんちゃん。りんちゃんは私に何かお話があったんだよね?」
「にゃにゃ」
「え、どこ行くの?あ、これはにゃんさんが小虫から救済した、お花の鉢。
あ、あっ、あー」
「どうしたの?」
「つぼ、つぼ、蕾が出てますよ、にゃんさん」
「あっ、ほんとだ。嘘。いつもは5月くらいなのに」
「ですよね。すごい」
「いや~私、ほんとにラッキーガールだわ」
&(ガール?)
「りんちゃん、よく気がつきましたね」
「にゃにゃ」
「春を呼ぶ猫、お手柄りんちゃんと、自称ラッキーにゃんさん。
一足早い蕾とともに『隅の園芸』を終わります」