ぬぬぬ。
りんちゃんのドライフードお皿には、ドライフードがいっぱい。
お皿のまわりにも、たくさんのドライフードが飛び散っている。
どれもこれも、りんちゃんがかじった後の残骸。
こんなに残っているのに、ご飯、ご飯、と怒りモードで鳴く、りんちゃん![]()
。
「なに言ってんの。こんなにあるじゃん」と言うと、
一応お皿に寄って匂いを嗅ぐ。嗅ぐ嗅ぐ嗅ぐ。
しかし、あのカリン、コリンという可愛い(ドライフードを食べる)音は聞こえてこない。
まったく
。
困り果てた私の前にある商品が現れた。
とりささみふりかけ。
愛猫が食べなくなったドライフードにひとふりすると、食いつきが違う!とのこと。
ほんまかいなと思いつつも藁にも縋る思いで、
いつものおかかより高価なそのふりかけを買った。
帰宅すると、ご飯要求をするりんちゃん![]()
。
もちろん、お皿の上にはドライフードがこんもり。
どれどれ。買ったばかりの、ふりかけをその上にふる。
私は部屋着に着替える。
すると。
コリン、カリン。
うっそ、た、食べてる?あの欠片たちを!?
走って見に行くと、確かに食べていた。
宣伝文句に偽りなし。すごい
。
と興奮したのも束の間。
頭のキレるりんちゃんは、ふりかけだけを食べるという器用なテクを習得していた。
も~
。
たまる私のストレスとドライフードの欠片。
ふりかけ1袋はなくなり、再購入の意味も気力もみつからない。
りんちゃんのイライラはつのり、剣のある鳴き声![]()
。
私は思い切って、断腸の思いで、泣く泣く(我ながらくどいな
)
ドライフードの欠片たちを捨て、真新しいドライフードをお皿にのせた。
即座にこれこれ、って勢いで食べ始めるりんちゃん![]()
![]()
。
何故か敗北感に押しつぶされる私
。
ねぇりんちゃん、自分がかじったものには責任持とうよ。無理?
