深夜のテレビって、時にどうしてこんなに面白いんだろう。
カッチリ作られたゴールデンの番組より、ゆるゆるなところのある、
この時間の番組が私は大好き
。
ビールを飲みながら、ダラダラ見るのが至福のひととき
。
明日も早いんだから、もう寝なきゃ、という葛藤を押しのける、深夜テレビ。
ベッドに座って見ていると、ちょっとキレ気味の表情をした愛猫
がやってくる。
舌なめずりしながら、私をみつめる。
CMになると、ぴょん。
愛猫、ベッドに跳び載る。
そして足場を確かめながら、私の腿に載る。
あっち、こっちと体制を調整して、丸くなる。あちゃー
。
このまま、ここで落ち着かれると、私は寝れないじゃないの。
CMが終わり、テレビは私の笑いのツボをつついてくる。
「きゃはははは
」
私が笑うと体が揺れる。
頭をもたげる愛猫。
起きたか?これは、ここから移動してもらえるチャンスなのか?
そう思っていると、愛猫みずから腿を降りる。
ほっ
。
そして私に向けられる恨みがましい顔![]()
。
「りんちゃん、そんな顔しないでよ。怖いよ」
すると愛猫は、その恨み顔のまま、私のお腹に前脚を進める
。
うう…
。
今、愛猫が何キロあるのか知らないが、肢からくるこの重力は半端ではない。
私のお腹を貫通してしまうのではないかと思うほど、ピンポイント
で食い込む。
そして、のし、のし。愛猫は私の胸へと進む。
ちょっ、ちょっ、ちょっ…![]()
。
缶ビールを手にしたまま、私は仰向けにされる
何故、何故?
視界は、天井のみ。
テレビの画面は見えなくなる。
腹上箱座り
。
私の顔へ吹きかかる愛猫の鼻息
。ゴロゴロゴロ![]()
![]()
。
最近とみに増えたこのパターン。冬来たり、ということなのだろうか。
