ネコ「にゃん社長、どうしたんすか。うかない顔して」

女の子「あ、りん探偵。実は、さっきゴミを捨てに行ったら…」

ネコ「ん?今日は雑ガミの日ですね」

女の子「そうなんだよ。そしたらさー、まだ誰も捨ててなかったの」

ネコ「へー。そんであの柵とネットをセットしなくちゃなんなくて、

面倒くさー、っと思ったんだね」

女の子「でしょ?(ゴミなんか捨てに行ったこともない)りん探偵も、そう思うでしょ?」

ネコ「ぐるるん」

女の子「それがさ、柵もネットもセットしてあったんだよ」

ネコ「ぐるるん?」

女の子「変でしょ~?自分は捨てるゴミないのにセットした人が、この町内にはいるんだよ。

え?調査してみる、って?そうだねー。このところ、全然探偵活動してないから、

腕がなまっちゃってるよね」

ネコ「ぐる、ぐる、ぐるるん!」

女の子「じゃあ、いっちょ、りん探偵にお願いしようかな。調査範囲はこの町内でしょー、

んで、多分律儀で、真面目で几帳面で、他人のために一生懸命を物事を行える人…」

ネコ「ふにゃにゃん」メモえんぴつを取る、りん探偵。

女の子「あっアッ!

突然のにゃん社長の大声に、目を見開くりん探偵。

女の子「やっぱ、調査、やめよう」

首をかしげる、りん探偵。

女の子「だってそんな立派な人が誰かわかったって、私と気が合いそうにないし、

逆にお説教かご指導されそうだし。誰も幸せになんないよ」

りん探偵、激しく尻尾をふり出すネコ

女の子「いや、け、経営的にさ、調査してもらっても、それ相当の報酬を、

りん探偵にあげられないからさ、だからだよsei

にゃんとも探偵社は、堅実経営です。

 

 

 

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