猫本熟読によって、
『猫の表情から読みとる猫の気持ち』なるものに、
精通しつつある。
前肢をまるめて箱座りしていると、
人間が腕を組んでいるようで
「怒ってるのかな？」と思っていたが、
これは、安心してるポーズなんですと。
わかんないもんですなぁ。
でも、ご存知『不景気な女郎屋のおかみ』顔は、
やっぱり不満な時らしい。
こういう時は、おひげが下がっているという。
何度か確認してみたが、確かに。
猫本、ウソつかない
りんちゃんに不満を感じさせるのは、
私の本意ではない。
女郎屋状態になった時は、すかさずとんで行き、
しばらくなにもしないでそばにいる。
りんちゃんが私の顔を見上げるようになったら
「なぜなぜしていい？」とお伺いをたて、
そこで逃げなかったら、のどのところをなぜる。
３秒くらいすると、ゴロゴロいうか、
体をくずしてあお向けになる。
きゃ～、うれしい
私は、この瞬間がたまらない。
このために生まれてきたと言い切れるくらい
幸せを感じる。
すっく。
機嫌の良くなったりんちゃんは、
立ち上がり走り出す。
しっぽをピン、とたてながら。
「やーん、待ってー、りんちゃーん」
ＴＢＳ田中アナにも負けないブリブリモードで
追いかける私
トップギアで逃げるりんちゃん
いつか床ですべって
転ぶんじゃないかと自分で自分が心配だ。
でも、その時は、田中アナを見習って
「すってんころりん」
とかなんとか言ってのりきろう。
この猫の気持ち、って
研究者の方が研究してんすかね。
それとも、顔の表情とか
攻撃してくるかしてこないかで判断してるんすかね。
いろいろ研究が進んで、
猫の微妙で複雑な気持ちが
わかるようになるのはいいけれど、間違っても
『猫ちゃんがこんなふうにしたら、
それは飼い主に愛想を尽かした証拠』
なんてのは発表しないでほしいな。
りんちゃんにそうされたら、私、立ち直れないっす