今年７回目の釣り。アオリイカとアジ狙いで西伊豆に出かける車中泊の2日間。去年の11月以来の西伊豆である。
9時半過ぎに家を出る。圏央がいつもの渋滞ということで一般道経由で厚木に、そこから小田厚に。小田厚にのるまでになんと1時間かかった。また、小田厚も二宮～小田原東間がリニューアル工事にともなう対面通行でやや混み、箱根越えは順調で途中の道の駅で小休止と買い物をして12時半にいつもの釣り場に着く。釣り人はいない。お気に入りの先端とも思ったが先端はルアーマンがよく来るし、荷物を運ぶのに難儀するので手前の釣り座でやってみることにする。
これまでここの水深を測ったことがないので測ってみる。いつもの投入距離で10ヒロ（15m）ある。そこで棚を8ヒロ半とり、ハリス1.5号で2ヒロ、黒チヌ針2号とする。黒鯛・真鯛狙いではあるが大物はこないであろうから細ハリスで小針とした。
暫くして小さな当たりがあり、ウキが少し沈んで浮いて来て寝た。あああれかとの予感。予感どおりファーストフィッシュは小サバ20㎝程度。その後も当たりは小サバのみでたまにチャリコが来るだけ、小サバは適当な数確保してリリースとする。
夕方近くなりアジの回遊を期待してサビキ針に交換するがアジは全くこない。かわりに釣れたのはチビヒラメ（10㎝）、小ウミヘビ。ウミヘビ釣ったのは初めてであるが小さくても気持ち悪い。ハリスを切ってお帰り願う。
電気ウキの時間となり、アオリイカ狙いに仕掛けを変える。エサはスーパーで買った小アジを冷凍保存したもの。前回これで初アオリを手に出来たのでエサとしては問題ない。今日は欲張りの竿2本出しでアオリの来るのを待ったが駄目でカニが釣れた。その後は根掛かりで仕掛けを失うこと2回、心折れて20時半に早めの納竿とする。設定した棚が深すぎたようである。
今日もルアーマンが複数現れたがいずれも先端へ、カップルが2組とは恐れ入った。この小場所もルアーマンによってカゴ師は隅に追われるのか。釣り座を洗い、いつもの車中泊場所の伊豆のへそに向かう。車内でビールを呑み、22時前早めの就寝とする。
2日目、今日は別の場所でやる。夜明け前に起きてとも思ったがこの時期釣り場は混でいないであろうと4時起床とする。常用薄明の時間でヘッドライトなしでやれる時間である。車中泊場所から釣り場に移動する。予想どおり釣り人は数人、しかし、お気に入りの釣り座は場所取りがされていて入れず、仕方なく次の候補地に入る。左側にやや離れてご夫婦のカゴ師さん、軽く挨拶する。右端の方にはいつもの常連さんたち。
ここでも黒鯛・真鯛狙いで始めてみるが当たりは全くない。ワカシから始まる青物シーズンは少し先なのでウキが頻繁に消し込まないのも仕方ない。飽きてきて堤防の手前を見ると小さな魚の群れが。ひょっとしてタカベかと。カゴ釣りが思わしくなかったらお土産にタカベを釣るかと思っていたので早速タカベの仕掛けに変えてやってみる。
仕掛けはYouTubeで見た｢どんぱちさびねえ｣の円錐ウキ＋小針サビキ2本（市販のサビキは6本であるので3分割し、針についているスキンは切り取る）。撒き餌をすると魚がサッと集まる。撒き餌の中に仕掛けを入れるがなかなか針掛かりしない。カラ針ではだめなのかとオキアミを半分に切って付けてみるが、針近くまで来てはぷいと反転していく。完全に見切られている。それならばとオキアミをむき身にし、小さくして付けてみる。これが良かったのかタカベが掛かり始める。しかし入れ喰いとはならない。見釣りによる魚との駆け引き。これは楽しい。ということで今日は納竿までタカベ釣りに興ずることになった。タカベの下にはメジナの姿も見える。試みに仕掛けを深く沈めてみるとコッパではあるがメジナが釣れた。タカベの他にスズメダイ、小サバも来る。ただ、付けエサを作り、針に付けるのが面倒。後で知ったがシロメ（冷凍シラス）を使うと良いとのことであったので次はそうしよう。
タカベ釣りを満喫し、10時少し前に納竿する。堤防を洗い、車中で少し休んで家に向かう。帰路はすべて順調、大磯PAで小休止して12時半に無事帰宅。シャワーを浴び、昼食をとってから午睡。夕方、小サバ、タカベ、コッパメジナを捌く。小サバの半分は甘酢あんかけで夕食に。半分は一夜干しにする。タカベは翌日塩焼きに、半分はご近所さんにお裾分け。コッパは別の日にアクアパッツァで食すことにする。アクアパッツァの鍋にちょうど入る大きさなのでコッパはありがたく持ち帰った。タカベとコッパで刺身を作ってみたがあまり美味しくはなかった。
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今回の釣果
1日目 小サバ多数。チャリコ、ウミヘビ小、ヒラメ小、カニ。
2日目 タカベ29尾（15-18㎝）、メジナ3尾（18-20㎝）、小サバ
多数（20㎝前後）、スズメダイ
今回の釣行の満足度
中
青物には期待できない時期の西伊豆釣行。当初の狙いのアオリイカ、アジには見放されたがタカベの釣果があったことがなによりであった。小サバは嫌になるほど釣れる。