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あらすじ
近況報告
更新が久しぶりになってしまい残念。
4月に見たコナン以来、また東京に緊急事態宣言が出たということで、神奈川も含めて映画館に行くのを控えておりました。この間、東京の映画館に休館が指示されたことに対しての全興連のごもっともな声明 とか口にも出したくないクソな話 でションボリさせられまくる話が相変わらず続いていましてね。今年の国政選挙 はホントに投票する先はちゃんと考えないイカンと思ってますよ
まぁ、そんなこんなできっちり自粛してるのがバカバカしくなってきたのもあるし、そもそも自分の住む神奈川は映画館が開いているわけで短い上映時間だし息抜きにぴったりそうだったのでイオンシネマ港北ニュータウンにて今作を観てきたわけです。
感想
95点
見ず知らずの人に失礼こくことのリスクは無限大!
その方、人をぶっ殺してきた帰りかもよ...という話でした。
オープニングが現実のロードレイジ場面のモンタージュを流しながらアメリカでは心に余裕がなくなってイラつく人、自分の手でカタをつけようとして暴力に出る人が増えているという説明から入るんですけど、これは日本も全く同じなので結構辛かったです。
昔話とかによくにある「夜道を一人で歩くと幽霊にさらわれるよ」的な怪談って「夜道を子供だけで歩くのは危ない」っていう教訓を伝えて守らせるっていう役割があると思うんだけど、今作は「他人にはとりあえず礼儀正しくしろ。あと、ながら運転はするな」っていう教訓がビンビンに伝わってくる話だったのでなんか昔話を聞いてるような気分で観てました。
ちょっと好きなのはラッセル・クロウ演じる男も最初は割と素直に謝るしお互い謝ったらそれで終わりにしようとか言って一応彼なりに怒りをコントロールしてトラブルを回避しようとしていたところ。あそこでトラブルに巻き込まれたくないのにあたしは悪くないの論理を持ち出してしまうレイチェルは本当に良くなかった。
男に追われ始めてからのレイチェルは割と常識的に「周りの人に助けを求める」「警察に男の行き先を電話」「警察署に匿ってもらおうとする」とか自分ならこうすると思った通りの行動を取ってくれるのですごい感情移入できたのが良かったですね。
あと、包丁をもった弟フレディに婚約者を突き出して刺し殺させるという男の体格を生かした殺し方がフレッシュでしたね。こういうシーンがあるだけでこの手の映画は元を取った気持ちになれるからイイ!
ラストに「これが私の"礼儀"だ!」のキメ台詞とともにサンキューホーンよろしくキャンディ柄のハサミを男の目にぶちこむのは確かに気分よかったけれど、状況的には知り合い二人殺されて弟は半焼けってほぼ負けじゃねぇかと思ってそこまで乗れなかったですね。あとそもそもサンキューホーンは日本では推奨されないマナー なのでやめときましょう!
特にフレディ君が可哀想。男に婚約者を殺させられて、スーパートラウマ級に脅されて火をつけられてでも生きてて...ってこの先の人生がつらすぎますわ。大体、火をつけられる人の役名が「フレディ 」って悪意ありすぎてなんか笑えませんわ....
映画が終わったあとのエンドロールの時、隣の席の方がバッチバチの光量でスマホをいじっていて、「この方本当に同じ映画を観たのか...?」なんて思ったけどこっちが正義を振りかざして注意してもいい事ないということもまたこの映画の教訓なんでね、そっと席を立ちました。
手頃なスリラー観たい人には絶対にお値段以上に楽しめると思うので、オススメですよ。
最近よく観てるPV。タイのアイドルグループFEVERの曲がめちゃめちゃいいです。