ディープな裏京都散策⑬ ~ウトロ地区2021 《前編》 【京都府宇治市伊勢田町ウトロ51番地】 | OUTDOOR 番外地!

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京都山城地区にあり、京都第二の都市である宇治市。

産業・歴史遺産も多く、10円玉の表(一見裏に見えるが・・・)の建物、平等院で有名な町です。

またお茶の産地としても有名で、宇治茶の名が全国的に知られております。

 

そんな宇治市の住宅街の一角に、とんでもない場所があります。

それはウトロ地区。

元々は伊勢田町宇土口(うとぐち)だったところですが、誤って「ウトロ」と読み、そのままそれが定着し、やがて変化していったという。

ここは太平洋戦争中、飛行場建設のために集まった韓国・朝鮮人労働者がそのまま不法に住み着いたところで、徴用者ではなく元々日本に住んでいたコリアンたちが大半だそうです。

そして不法に占拠して建てた住居が、かつてはひしめいていました。

しかしその半分ほどは解体撤去され、更地となっています。

2021年5月現在、その更地内には新たな道路建設が進められている。

 

そのような歴史を持った地域なんですが、紆余曲折を経て、2016年から住居取り壊しが始まり、2017年末には市営住宅の第1棟が完成した。

 

ではウトロ地区をご紹介します。

細かい場所は記載しませんが、概ね赤枠内がウトロの不法占拠地帯で、緑枠内が更地となっている場所です。

 

では近鉄伊勢田駅に近い、東側の端の方へ入って行きましょう~

更地は駐車場になっていて、その奥に金網に隔てられて、かつての不法占拠住宅があったエリアを望むことができます。

以前は汚いドブ川の流れていたエリアで、川の上に仮設トイレを置き、おそらくドブ川にそのまま垂れ流していたであろうエリアです。

 

では伊勢田駅から延びる、このあたりでのメイン道路へ戻ります。

ウトロに近づくと・・・

 

 

そしてウトロ51番地の中心部への入口ともいうべき、かつて「オモニのうた」など大きな看板が外周を覆っていた家のところにやってきましたが・・・

現在では取り壊され更地になっており、看板も見当たりません。

ウトロの象徴だった建物が取り壊され、看板が撤去されたのは残念です。

 

そしてその建物跡に向かって左側には広大な更地が広がり、道路建設が進められています。

この辺りはもう、昔の面影はありません。

 

では中へ入って行きましょう~

 

入ってすぐ振り返ると昔のウトロの光景が残っています。

 

 

1筋目の路地を西へ入りましょう~

 

これもウトロを象徴する建物の1つです。

 

そしてその裏の壁には・・・

 

おなじみ「喧嘩上等」の落書きですな。

 

中心部には南山城同胞生活センター「エルファ」がございます。

 

エルファ横のプレハブには、最近人の顔の絵が描かれたようです。

これを見ると決して劣悪な町という印象ではなく、人の暖かさを感じるんですが・・・

 

そしてこの南側は昔のまんまの状況がひろがっておりました・・・

このあたりではやたらとパッカー車が目立ちますな。

 

 

それでは長くなりましたので後編につづく、ということで・・・

 

 

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