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5月14日に訪れた、岐阜・富山県境のこのエリア。
中々人が入り込めない秘境エリアに間違いありません。
先日はその模様をダイジェストでお伝えしましたが、今度はもう少し深く掘り下げてみましょう。
なお二ツ屋と言えば福井県は南越前町の廃村が有名ですが、ここでは飛騨は旧河合村の二ツ屋です。
これまでほとんど取り上げられることもなかった静かな廃村をご紹介します。
では先日もUPした古い地図の画像です。
河合村と書かれたところから北上する黄色い地方道が現在の酷道471号です。
入ってほどなく二ツ屋と書かれた集落がありますが、そこを探索してみました。
国土地理院地図ではこうなっています。
この地図で、標高748mの前後が廃村二ツ屋のエリアとなります。
その手前にヘアピンカーブがありますが、その途中に北上する破線路がありますね~
それ実際は車道となっており、その周りが唯一家屋の残骸が残っているエリアとなります。
さてR471の入口にはこんな電照看板が・・
今年の積雪量ならもうあるはずもない雪ですが、お役所仕事は決められた期間が終わるまで、雪があろうとなかろうと閉鎖は継続するようです。
入口の標識に国道の表示はありますが、行先は隠されたままとなっています。
入ったところはこうなっています。
おにぎりあり、そして全面通行止めの看板も立てられています。
そして200m先のバリケードがこれ。
中途半端ですね~
入ってみましょう~
このようなヘアピンカーブが初めは2回出てきます。
道沿いにはコゴミがたくさん生えていますね~
標高の高いこの先は少し期待できそうです。
そしてこの標識。
ここからが二ツ屋エリアのようです。
そしてこの分岐。
直進が国道ですが、右に行ってみましょう~
地図では破線路ですが、このような普通の林道ですが、一部自然に還り始めているところもありますね~
その先には崩れた廃屋跡が現れました。
こちらがこのエリアの終点となります。
結構広い平地がありますね~
ブロック塀の残骸も残っています。
立派な石垣も残っています。
元に戻り、少し先へ進みましょう~
右手に小広いエリアがありましたので入ってみました。
立派な石垣が残っていますよ~
実はこの下にも石垣は続いています。
二ツ屋はかなりの規模の集落だったようですね~
このようなものが周辺には散らばっています。
スパイクタイヤですね~
時代を感じます。
さて昨年も訪ずれたところを再訪します。
この立派な石垣の左側にその住居跡があります。
石碑が最近建てられています。
かなり広い平地があったようですね~
そして集落の上方には道が鋭角に分岐していました。
歩いて入っていくと、何か構造物が見えます。
近づいて藪をよじ登ってみると・・・
どうやら立派な浄水場跡のようです。
戸数5戸の集落にしては随分立派な浄水場だったと思われます。
最上部はこうなっていました。
こういうところを探索するには新緑の始まる前、もう少し早い時期に来なくてはなりませんね~
さて集落の最上部にはこんな標識が・・・
地理院地図には未だに神社記号が記載されていますが・・・
こんな場所でした。
そして登ってみました。
石段の跡が残っていますね~
頂上に到着です。
立派な石碑ですよ~
裏を見てようやくこの地の離村理由などが分かってきました。
やはりそこには豪雪が関係していましたね~
56豪雪を機に、昭和58年、全戸が離村したようです。
以上、奥の深い廃村二ツ屋でした。
これよりR471の核心部、楢峠へ向かいます。
つづく・・・