2006年 8月15日 AM 1:02
ボク〔吉見湧斗・ヨシミユウト・15歳・
〕は
日本三大霊場にも劣らない
白隷山〔ハクレイザン〕で待ち合わせをしていた。
………死ぬために………
最後の心の整理をするためにも
少し過去を
振り返ってみる…
原因はいじめだ![]()
今から四ヶ月程前の
高校入学が
それの転機になった![]()
誰もがいじめられたくない…
だが必ずいじめは存在する…
だから最初が肝心だ。
いじめのターゲットにならないためには
あまり目立ち過ぎない事。
いじめをしそうなヤツとの、絶妙な距離感を保つ事。
なかでも
最高の方法は
正義感を捨て、見てみぬ振りをする事。
ターゲットにされた人を、ただ傍観する事だ。
助けたい![]()
そんな感情を抱き
助けた者が
新たなターゲットになるのを
何度も見てきたから…
十分理解していたはずなのに……
ボクは結果的に
クラスのいじめのターゲットを
助けてしまった。
理由は一つ。
ターゲットへの暴力を、強要されたからだ
どうしても
暴力は出来なかった。
…いや
そこまで堕ちたくなかったんだ。
そんなちっぽけなプライドが
その反抗が
自分をターゲットにしてしまった。
それからは
殴り蹴られ…………
あらゆるいじめは一通り受けた。
こんな状況になっても
あの時
ターゲットへの暴力を
すればよかったと後悔してない…
自分に残っていた
ほんの少しの正義感が
今の心の支えになっていた。
でも
それだけでは支えきれないほど
日々のいじめは
精神を侵食していった。
その頃
死のイメージが、プラスのモノに変わっていた。
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