もう「ラエリアンに若者は定着しない」はっきりとした理由 | 大橋宇宙のブログ 

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大橋宇宙の日常と妄想。

まず第一にこれはラエリアンに向けた文章である。
そしてラエリアンには感謝しているからこそ敢えて言いたい。


敢えて厳しい事を言わせてもらうがそれを受け止める余裕のある人に届いて欲しいと切に願う。
批判を全て「自分達を攻撃してくる敵だ」と捉える人がいるのならそういった方は気分を害するだけなのでここから先は読まないで頂きたい。


私個人の意見だが今のこの組織は、(少なくともこの日本においては)「自分達が正しい」という前提で物事を考えている節がある。それは自分達の教義の一つである「謙虚さ」からはほど遠くむしろ私には傲慢にしか見えない。正直それこそ「ラエリアンに若者は定着しない」と断言する理由だ。

仮にこの組織が
「異星人の来訪によって進んだ科学技術を得る事で人類を幸せにしたい」
と考えているのならこの組織は時代遅れであり世間の注目を浴びる事はないだろう。

「人は理由なく幸せになれる」
のなら人々はいるかどうかもわからない異星人に自身の幸せを委ねずに自分の力で幸せな日々を送る為の努力をするだろうし、実際既に実践している人は山ほどいる。

また何かのお陰で幸せになろうとしている人はお金や地位、娯楽といった、もっと身近で確実なものに頼るはずだ。

「人々には我々の助けが必要だ」と考えるのもただの思い込みだ。今も既に幸せな人は山ほどいるし、仮に不幸な人生を送っているように見える人も結局その人自身が望んでその選択をしているのだ。

大事なのは個人として「現在十分幸せであり、だからこそ人々の役に立ちたいと模索し努力している人々」に対し我々は何を差し出す事が出来るのかという事だ。
彼らがどういった事に困っているのかまたどんな努力をしているのか知る必要があるしその努力の形は十人十色だ。
もしかしたら我々が彼らに対し出来る事は何もないかもしれない。
仮にそうだとしたら彼らから学べるものを謙虚に学べばいいだけの事だ。

そして何より「エロヒム(1)は人類よりも一万年以上も進んだ文明を持っているから彼らが言うことは絶対正しい」というのはおかしいのではないだろうか?
それはただの思考停止であり仮に自分が彼らの立場だったら何の疑いもなく何でも言う通りに動くような子どもを私は欲しいと思わない。自分自身で考え、感じて自分自身で築き上げた意見や考えを持って欲しいと思う。


しかし、エロヒムからのメッセージの中にはこの様な一節がある。
 信じる人は、エロヒムの言葉や行動を、勝手に判断したりしてはなりません。
創造された者が創造者を裁く権利はないのです。私たちの預言者を尊敬し、その行動や言葉を自分で判断したりしてはなりません。私たちは彼の耳を通じて聞き、彼の目を通じて見、彼の口を通じて話すのですから。預言者を尊敬しないことは、彼をお送りになった方、すなわち創造者たちを尊敬しないことになるのです。“(2)

つまりこの一節によれば私は創造者たちを尊敬していない事になる。しかし、先程も言ったが盲目的に親に従う様な子どもを私は欲しいとは思わないし、親が望む「子の幸せ」とは果たして「自分にとって従順な子」の事なのだろうか?と思えてならないのだ。

そう考えると私がこのラエリアン・ムーブメントから距離を置く事は必然だったのかと思えてならない。
そうは言ってもこのラエリアン・ムーブメントと長年関わってきて楽しい日々を送れたのは間違いではないし今でも感謝しているのも事実だ。だからこそこれから先どの様な未来が待っているかわからないが、手と手を取り合い笑い合える様な関係を再度構築できればと思えてならない。

最後にラエリアンの方々に伝えたい。
「ラエリアンである以前に自分自身という唯一無二の存在を大切にして欲しい」
あなた自身を誰よりも理解できるのはあなた以外にいないし、周りと違う考えがあったとしてもそれは個性として誇るべきだ。
そしてそうした個性は自分自身と向き合い続けなければ見つからないし育む事もできない。
そして自分自身としっかり向き合えていない人は他人をそして自分自身を愛する事など出来ない。
自分自身としっかり向き合えていないのに自分の事を愛していると断言できるのであれば「愛する」という行動を崇めているだけで自分自身と向き合ってすらいない。
自分自身としっかり向き合えていないのに他人と向き合い、その他人を理解、愛する事など出来ようか?
それゆえ自分自身としっかり向き合えていないのであれば他人と向き合う、愛する事なんて出来っこないのだ。

長文お読み頂きありがとうございました。あなたの人生がこれからも幸せなものであり続けますように。

LOVE

(1)エロヒム…地球の生命を創造したとされる異星人の事
(2)「地球人は科学的に創造された」p204より引用