第17話 それぞれの覚悟
帰還船に乗っているムッタ
と日々人。
パラシュートが開かずあわや落ちる!という時に目覚める。
まだ帰国中の飛行機の中だった。
日本時刻のISSの見れる時刻にアラームで起きたらしい。
おもむろにパソコンを広げるムッタ。
過去の宇宙開発での事故を調べている。
帰る前に日々人の部屋で見つけたのは遺書だった。
遺書を見つけたために見た事故の夢だった。
パラシュートが開かずにあとは着陸するだけだったのに寸前に帰らぬ人になったブライアンJ他3名。
あの天真爛漫な日々人が死ぬ覚悟を・・・
いやいや待て、あの日々人だぞ?
どうせ適当にめんどくさいな~とか言いながら
書いているに違いないと思いなおすムッタ。
自宅に帰ると、のんきにモノマネを披露する父とそれを喜ぶ母がいた。
そんなのんきでいいのかよ日々人は遺書まで書いていたんだぞ!とムッタが言うが、両親は
「知らなかったのか?宇宙飛行士はみんな書くんだ」「そーよ、あんたもいずれ書くのよ今から字の練習をしなさい」と習字道具をムッタに渡す母。
ちょうどISSが見れる時間になり子供のころと同じようにいつものポイントまで走るムッタ。
一方宇宙ではISSのエディと交信をする日々人。
エディは日本の上空を通るかもしれないと日々人に告げ、ムっちゃんがみているかもしれないと日々人が言うと、じゃあ手を振ってみようかなと答えた。
ISSを見ているムッタ。
このISSに何度も救われてきた。
日々人も、のんきに見える両親も実は覚悟ができているんだ。
今度は俺の番だと物思いにふけるのであった。
何度も何度もISSって宇宙兄弟が言うからさ~。
私も見たいって思うようになって。時間も調べて。で、忘れてた笑
今度はアラーム鳴らそう。
でも・・・ここらへんで見えるかな?空が全然開けてないからさー。
どこで見ようかねぇ~。
そもそも目が悪いのに見えるのかな?
一番星くらいの明るさじゃないと見えないけど私。
帰還船が落ちるとここから始まるからさー。え?え?ってなった。
パラシュート開いてないのかよーとか、わかんねぇーとか。
そんなことある?笑
ブライアンJの時は、ちゃんとパラシュートが開いてないって
言ってたよねwww わかんねぇって何?笑
それにしても帰還時パラシュートってなんか不安じゃない?
ディスカバリー号だったっけ?飛行機みたいに降りてくるやつ。
あんな風にはできないの?
パラシュート開いたら速度が多少落ちても、地面にバーーーーン!って落ちたら
かなりの衝撃だと思うけど。。。ふんわり降りてこれるの?
前回日々人の部屋で見つけたのは遺書だったんだね。
なんでムッタが寝ている部屋にあるんだよ笑
どこか戸棚に入れとけよ。
そーいうとこがおおざっぱってことなんだろうな。