100万ドルの夜景
六甲山から見る夜景は最高でした
特に大阪側の夜景が綺麗
ひとつひとつの光がお店やお家や車のライトなど小さな明かりなのでしょうが、それが全て集まるとこんなにも夜空のように、宝石のように輝くんですね
『すごい綺麗だね〜感動!!』
『そうだね。ここで告白すると絶対成功するって言われてるんだよ』
ちょ…どういう意味?
ただの世間話……??まさか告白しろって?←
『そ、そうなんだぁ!こんな綺麗な場所だもんね!』
『やっぱり告白にも雰囲気って大事なんだろうねー』
『まぁね。告白自体嬉しくても、雰囲気良いとのだったら更に嬉しいんじゃない?』
『…………』
『…………』
暫し沈黙。
二人で静かに夜景を眺めていました。
周りはカップルだらけ。
イチャイチャして羨ましいぞーー!
二人っきりで2日間デートしてくれるの友達として?
夜にはこんな綺麗な夜景を見せてくれるのも、友達としてなの?
ねぇ…Yさん………期待しちゃいけないのかな?
『そうだ、これ……』
『え?うん、何!?』
『これ。異人館で欲しそうにしてた猫のコースター。もうすぐ誕生日だし』
『うそ!買ってくれたの!?ありがとう〜嬉しい』
わざわざ誕生日プレゼントまで…!
これはもう、そのまま告白なのでは…
さっきの告白の成功の話しも合わせたら、これはくるでしょ!!告白カモン!!
期待が高まります。
『こまりちゃん。』
『はい…』
『そろそろ帰ろうか!ホテルのチェックイン時間もあるし』
かえろうか
夜景バックの告白の話はただの世間話。
誕生日プレゼントも、友達としてだったってこと……!?
笑ってくれよ!
この勘違い女を!!!
今現在の私は大爆笑よ