良質な野菜に含まれる、いまだ充分には知られていない多数の物質が、動脈硬化とか癌といった重大な病気を予防するうえで、きわめて重要な働きをすることが、いまでは明らかになっている。

したがって、カロリーという点からのみ野菜を考えるのは、まちがっている。

全体的な価値というものを考えなければならないのだ。

つまり、現在、日ごとに関心を集めつつある、まだあまりよく知られていない物質や栄養素まで考慮する必要がある。

土地にも作物にも打撃の少ない方法による食物生産ということが、現代エコロジーの基本的な方向のひとつになっている。

野菜の質も多様性も、未来の栽培方法しだいなのである。

従来の農業は危機的状況にあり、いまや新しい農業が求められている。

これからは食品、とくに野菜の質が、より厳密に問われるようになるだろう。