こんにちは。

澤野大樹氏青森講演会主催

小野裕美子です。

 

非常事態の中、沈静化するどころか、

ますます勢いを増し、

色んな騒ぎが露わになってきている昨今。

そんな中、行われた

第10回青森講演会2Daysは、

お陰様で盛況の内に終えることができました。

青森で解き放たれた澤野氏の言説は

まさに世界を震撼させるもの。

一生かけても見聞きできないような

精妙で幽玄な世界へと誘われました。

将来への影響力の大きさは計り知れません。

ご参加くださったみなさまには、

改めまして心からの感謝を申し上げます。

さて、 

――澤野さん、こんにちは。

先日は青森講演会10回目、

お疲れさまでした。

「活字版⑩番原稿」が

リリースされるというタイミングで

また久しぶりのブログインタビューとなりますが

よろしくお願いいたします。

本当にお疲れ様でした。

今回の活字版も

かなり加筆して調整が完了しました。

良いものができたと思います。

インタビューの内容は、

活字版とは全然違うことを

お話ししたいですね。

 

――では早速

始めさせていただきたいと思います。

ところでアフガニスタンで

再びタリバンが首都カブールを掌握しましたが。

はい。

このことは多くの人を

混乱させたと思います。

今回のこのタリバンの件は

まさに巨大な出来事でした。

これまで私が語ったり書いてきたことを振り返れば

その解答を得ることができるかと思います。

アフガニスタンが再び

タリバンの支配下になったということは

これはめちゃくちゃ巨大な意味を孕んでいます。

アメリカがアフガニスタンと

戦争を始めたきっかけを覚えていますか?

 

――「9・11」でしたよね。

そうです。

2001年9月11日の「米国同時多発テロ」が

そのきっかけでしたね。

当時のブッシュ政権はこの「9・11テロ」の首謀者が、

イスラム原理組織アルカイダを率いる

ウサマ・ビンラディンであると断定し、

彼を匿っていたアフガニスタンの

タリバン政権へウサマ・ビンラディンらの

引渡しを要求しましたが

タリバン政権に拒否されたため、

米国を中心とした有志連合軍は軍事侵攻を始めました。

これが2001年10月7日ですね。

つまり、2001年9月11日に、

イスラム原理主義アルカイダから

宣戦布告の奇襲攻撃「9・11テロ」を受けて、

2001年10月7日に本格的に「開戦」したのです。

この瞬間に世界は「テロとの戦い」と称する

対戦相手不明の「世界大戦」に突入したのです。

 

――「対戦相手不明」?ですか?

ブッシュは「テロとの戦い」と言いましたよね。

相手がハッキリとした

国や個人ならばそう言えばいいわけですが、

なぜか「テロとの戦い」というように、

漠然とした概念を「敵」と称しました。

 

――なぜそんなややこしい表現をしたのでしょうか?

ブッシュ自身も

相当の悪党であったわけでしょうけど、

「9・11テロ」を主導したその相手は

そんなレベルじゃなかった。

全世界に「国際根拠地」を張り巡らせ、

しかも膨大な資金力を持っていながらも、

彼らは常に「地下の奥深く」で活動し

その姿を現すことはない

「得体の知れない相手」だったからです。

この「地下の奥深くで活動する

得体の知れない相手」のことを

「ディープ・ステート」と呼びます。

「ステート」というくらいですので

それはさながら「国」をも凌駕する

世界規模のスケールで存在しています。

 

――澤野さんが講演会でホワイトボードに書く

「日本のDS」、「アメリカのDS」、

そして「中国のDS」の相関関係図が

ありますよね。

あの図と関係がありますよね?

まさにあの図です。

彼らは猛烈なグローバリストですから、

「国境」を持たないのですよ。

ということはつまり、本当ならば、

「日本のDS」とか「中国のDS」とか

分けて考えちゃダメで、

彼らは水面下の領域においては

完全に繋がっているのだということです。

 

――彼らは地球規模で存在しているということですね。

そういうことになります。

彼らの基本理念は「包括的な信仰」であり、

「万教帰一」であり「五教合一」であり、

世界の宗教すべてを

「統一」することができるのであれば、

当然ながら

「五族協和」も可能と考え、

そうなれば国境も

必要なくなるものだと考えましたね。

「満州国」が人も宗教も合一した先に

彼らは「トランス・ナショナリズム」

(脱国家・超国家)を夢想しました。

 

――彼らのその猛烈な

超国家思想というものの

源泉はどこにあるのですか?

やはりかつて

ヤハウェを裏切ってしまったという

強烈な「後ろめたさ」が

そこにあるはずです。

圧倒的な「ひとつ」から

「ひとり」を分離し、

この世に「二元論」という

「もうひとつの宇宙」を創造してしまった。

ヤハウェの管轄、

つまり「ひとつ」を自らの意思で拒絶し、

己の力を誇示し、

顕在意識によって考え抜かれた

「新しい神」を

生み出してしまったわけですよ。

そのことによって彼らは

祖国というものを取り上げられた。

だから彼らの心の底には、

複雑な思いが常に去来しているわけ。

ならば、

世界のすべてを物理的に「ひとつ」にしてしまえ、と。

これが「新世界秩序」思想の嚆矢だといえます。

ヤハウェに代わって自分たちの力によって、

この世界を物理的に「ひとつ」に導くことによって、

ヤハウェに対して

誇りたいという気持ちが非常に強いということ。

 

――そもそもの発端での裏切りを糊塗するために、

彼らはあらゆる頭脳を使っていったのでしょうけど、

長い年月の間にかなり屈折してしまったようにも思えます。

屈折なんてもんじゃないくらいに

複雑屈折しています。

彼らは心の底では

いつもビクビクしてきたと思います。

だから彼らは基本的には誰よりも臆病なのです。

その思いが彼らを「地下」へと導いていった。

ヤハウェを裏切った後の彼らは、

どれほどの正論を持とうが、

もはや「王道」を歩むことは許されなかった。

それは彼ら自身が一番わかっていたこと。

だから彼らはバビロン以来ずっと、

詐術、詭弁、催眠といった「技術」に磨きをかけて、

この地球上のあらゆる場所に君臨してきたわけですよね。

 

――でも彼らも祖国を持ちたかった?

そうです。

ですから彼らの末裔たちは、

満州国を理想郷として夢想しました。

その夢想はやがて

「河豚(フグ)計画」として実行に移されました。

その理想の国はまさに「ひとつ」を具現化させるものでした。

世界初のカバールDSの夢の実現だった。

 

――その彼らの末裔たちとはどういう人たちなのですか?

パリサイ派の末裔だと思いますよ。

面従腹背で、上辺だけは善い行いをして、

しかしそれは決して本心ではない。

人々の前では善い行いをアピールするけれども、

それは表面上のことに過ぎず、

よく観察してみるとヤハウェの意思に適うことは決してなく、

本心では舌を出して笑っているようなタイプです。

 

――今の日本の政治家みたいですね。

まさにそのとおりです。

現在の日本の政治家の多くは

パリサイ派の流れだと思います。

 

――その満州国は敗戦で頓挫しましたよね。

そう。

だから彼らの計画は

一度はすべて白紙になった。

満州国で「紅卍字会」と「大本教」は「合一」し、

まさに「五教合一」の雛形を作ったのに、

その計画がすべてオジャンになりました。

 

――それでどうなったのですか?

すべて「日本」に持ち帰って来た。

すべての計画が狂ってしまった。

だから日本に全部テイクアウトしてきた。

満州国で新たに生まれた「五教合一」思想、

そして「万教帰一」といった「包括的信仰」は、

満州国の生みの親である

「父」によって日本に持ち帰られた。

 

――それでどうなったのですか?

その「父」の自宅の敷地内に、

日本で最初の「本部」が置かれたわけです。

 

――そういうことだったのですね。

世界一のグローバル共産思想だった

その満州国に立ち上げようとした宗教が

敗戦によって頓挫し、しかも、

GHQの命令によって、あろうことか

「反共の防波堤」のための急先鋒として、

思っていることと真逆の活動を強いられたのです。

それまで自分たちが推進してきたことを

今度は糾弾する側でしか生き長らえられないように

させられてしまったわけです。

 

――それは屈折してしまっていますよね。

複雑屈折ね。

つまり彼らは「反共」なのに「統一」したいという

二律背反という精神衛生上じつによくない状態になった。

本音と建前、実質と名目を完全に分けられた状態。

思っていることとやっていることの

一致が認められない状態。

満州国で心行くまで花開く予定だったものが、

想定外のこの日本で、しかも真逆の思想を

推進する最前線に送られた。

 

――なぜGHQは日本国内に

そんな最前線を作ったのですか?

満州国の残党が日本に帰国しましたが、

米国に寝返ったその「父」を彼らは

「米帝に魂を売った裏切り者」として

復讐しようと決起し暴れまわろうとしたからでしょう。

かつては同じ釜の飯を食った同志だったわけです。

だからこそ近親憎悪もより強いものとなった。

そんな彼らを鎮圧し押さえ込まなきゃならなくなった。

 

戦後の未解決事件の多くはその流れです。

彼らの「残党」と日本政府との戦争、つまり内戦です。

帝銀事件、下山事件、グリコ森永事件、

日航123便墜落事件、あとオウム事件もそうです。

他にもありますが少年事件も含まれるので

やめておいた方が賢明かと思います。

 

――表向きの報道ではまったくわかりませんね。

世界で一番「ヤバいもの」が残っていて

燻り続けているのがこの日本です。

そんなものが戦後76年経った今でも

日本の水面下にそっくりそのまま残っていて

政府を脅し続けているだなんて

国民に知らせるわけにはいかないのですよ。

一応、名目上は

戦後の焼け野原から復活し、

高度経済成長を成し遂げた

豊かで幸せな国なのですから。

日本国民はすべて電通のご指導の下、

かりそめのハッピーライフを

エンジョイしていただくというのが規定路線としてあるわけ。

 

――つまりGHQアメリカとしては、思想としての共産主義を

弾圧するという名目の下に、じつは「旧満州国」の

残党たち同士の内ゲバを鎮圧したいという思惑があったということですか?

まさにそのとおりです。

よく「陸軍が暴走した」って言いますけどもっと細かく言えば、

関東軍の上層部が狂信的カルトの信者で、

大本営を無視し、つまり天皇陛下を無視し、

日本から独立し、大陸で独自の「帝国」を勝手に作り出した。

それをすべてぶっ潰し、さらにその上澄みを掻っ攫ったのが

アメリカの中にいたDSグローバリストたちだったということね。

 

――大本営、つまり天皇を無視して

暴走して作り上げたその満州国では

誰が「天皇」になる予定だったのですか?

「○○○○○(自粛)」ですよ。

 

――そ、それは刺激が強すぎますね。

そう。

良い子は絶対に真似しちゃいけないこと。

さらにそこから独立したTは

後に「万教帰一」という統一思想を掲げ、

1974年に「日本を守る会」を創設し、

1981年に「日本を守る国民会議」を経て、

現在は「日本会議」という

名前になっているわけでしょ。

戦後、日米安保闘争で学生運動が激化したとき、

その鎮圧のために全学連と衝突したのが、

T傘下の全国学生自治体連絡協議会

(全国学協)だった。

つまりあの学生運動の根幹というものは、

じつは

「満州国時代の因縁の対決」

だったのだということです。

さらにそのTと共に

「大正維新」を訴えながらも

独立した浅野和三郎氏は

1923年に「心霊科学研究会」を創設し、

それが後に「日本心霊科学協会」になった。

もちろん幕末から平田篤胤とかが

すでに研究していたわけですが、

いわゆる「日本スピリチュアリズム」(心霊主義)

という言葉はここから始まっているわけね。

 

だから私はいつも、

「日本のスピリチュアルのほとんどは

元を辿ればひとつ。

しかしほとんどの人はそれを自覚していない」

と申し上げているわけです。

だから私はよく

「ネトウヨ・スピリチュアル」と表現するのです。

これは思いつきで言っているのではないのです。

「満州国のグローバル思想」と

「スピリチュアル」は完全にセットなのですよ。

つまり、戦前戦中の「国家神道」というものも、

その基盤にはオカルト・スピリチュアル思想があり、

それが猛烈な侵略思想を持った

グローバリストたちに共有されていたのです。

 

――戦前戦中をオカルトの視点から読み解くという

手法はなかなかないですから本当に驚きですね。

もしかしたらこのオカルト視点というものを抜きに

戦前戦中、いえ明治維新以降の近現代史は

紐解くこととができないのかもしれないと思いました。

そうなのですよ。

でも今のメディアは日本のこの「満州国」はもちろん、

さらにそれが「オカルト」によって動いていたということに

触れてはいけないような不文律があるように思えます。

 

――ということは澤野さん、今ふと思ったのですが、

太平洋戦争ってじつは日本とアメリカが戦争を

したのではないということですよね!?

鋭い!

そういうことです。

しかし話しの脱線が過ぎましたね。

アフガニスタンの話しをしていたはずだったのです。

 

――そうですね(笑)

話しを元に戻しましょう。

満州国を創り上げた「父」には夢があった。

バビロン系南ユダ王国2部族パリサイ派たちの

悲願である「理想郷」を作りたかった。

しかしすべては敗戦によって失われました。

 

――彼らはそれを諦めることができたのでしょうか?

表向きは

諦めた素振りをしなくてはなりませんでしたよね。

でも彼らはバビロン系ですし、

しかもヤハウェを裏切り、自ら分離独立した

勢力の流れでもあるわけですね。

そのしたたかさと往生際の悪さがあったからこそ、

これまで生き延びることができたといえますでしょ。

彼らの特徴というのがありまして、

絶対に謝らない、責任を取らず他者に転嫁する、

被害者を加害者にすりかえる、

口先で卓越した詭弁を弄し相手を黙らせる。

このような洗練された「技術」をもって、

数千年の風雪に耐え生き延びてきたのです。

つまり彼らの辞書には「諦める」という文字はないのです。

日本の彼らは関が原の戦いから

268年間ずっと一度も諦めることなく

チャンスを待ち続けたくらいですから。

 

――つまり満州国の「父」も諦めなかった?

そう絶対に諦めなかった。

しかしA級戦犯を免責され米国の傀儡として、

「反共の防波堤」としての日本を維持し、

さらに対米従属派として「清和会」の礎となった。

でも自らが先頭に立ってその夢の実現に

奔走することは許されない状況となっていました。

そこで彼は「血盟団」時代からの同志の娘で、

学生運動に参加していた彼女に

一縷の望みを託したのね。

 

――それがSだったのですね。

そう。

細かいことは端折りますが、

彼女は中東に渡り、

中東アラブ、イスラム教、パレスチナの人たちに

世界共産革命のイロハはもとより、

ありとあらゆるテロのやり方を教えていった。

そうやって彼女はイスラム国、アルカイダ、

そしてタリバンといったイスラム原理主義勢力の

基盤を作っていった。

だからタリバンも「学生」っていう意味なのです。

自爆テロというのは大日本帝国直伝の

神風特攻そのものであり、

その自らの命を懸け、国や信仰のために

投げ出すことこそが

聖戦(ジハード)なのだと認識されていった。

また満州国といえば「アヘン貿易」ですね。

それがわかった上でアフガニスタンを見てみますと、

アフガニスタンは世界最大のアヘン、

ヘロイン生産国です。

全世界のヘロインの90%以上がアフガン産です。

アフガンでケシの栽培を行っているのがタリバンです。

 

――いろいろ受け継がれているのかもしれませんね。

だからパレスチナやイスラム原理主義勢力が、

その「父」系のDSなのだということになるのですね。

そうです。

彼女は2000年11月8日に日本国内で逮捕されましたよね。

移送される時に彼女は笑顔で親指を立てました。

そこには些かの悲愴感もなく、

むしろ充実感と達成感すら漂わせていました。

彼女の中では「完全にやり切った」という意識が

あったように私には見えました。

彼女は自らに託された「任務」を完遂したのでしょう。

 

――人に歴史あり、といいますか、

私たちの知らない壮大な計画があったのでしょうね。

想像を超える壮大なシナリオに

忠実に動いていたと思います。

そして、彼女が逮捕された10か月後、

何が起こりましたか?

 

――2001年9月11日ですね。

そう。

彼女がすべてを授けた「教え子」たちが、

忠実に「父」の悲願を継承するのだという

明確な意志を誇示するかのように、

彼らはニューヨークの高層ビルに

神風特攻を行ったのです。

 

――ああ、そういうことだったのですね。

その神風特攻は

改めて「父」の思想や理念を

この世界に具現化させるのだという

強烈な意志表示となりました。

そしてそれは同時に、

世界に対しての「宣戦布告」だったのです。

これはある意味「父」の怨念でもあった。

彼がもっとも憎んでいたのはアメリカでしょ。

自らの聖なる理想をすべて破壊したアメリカを

心の底から恨んでいたことでしょう。

しかしそんなアメリカに面従腹背を強いられた。

だから彼の心の底には、

「いつしか必ずこの仕返しをしてやる」という

強烈な復讐心が消えることなく燻り続けていた。

それはつまり、いつか必ず、

再びアメリカに宣戦布告し、そして勝利し、

「YP体制」(ヤルタ・ポツダム体制)という

憎むべき「戦後レジーム」を覆し、

新しい世界秩序の地図を塗り替えてやる

という強烈な怨念です。

 

――それでブッシュは相手を明言せずに、

「テロとの戦い」と表現したのですね。

相手が恐ろしすぎる「妖怪」であり

「化け物」だからですよ。

そしてこの瞬間に

世界は一変したのですよ。

その瞬間に世界は震撼した。

それまでの戦争と言ったら、

国と国、民族と民族というように、

誰の目にも明らかな図式であり構造だったでしょ。

しかしこの「テロとの戦い」というものは、

相手は猛烈なグローバリスト集団であり、

つまり「トランス・ナショナリズム」(脱国家・超国家)だった。

しかも表の世界ではなく水面下で動く。

そして彼らは「狂信的な信仰」によって、

自らの命を懸けて突っ込んでくる。

しかも姿が見えない。首謀者の正体が見えない。

国境が意味を持たない。

まさに「国際根拠地論」そのものなのですよ。

これが「ディープ・ステート」なのですよ。

 

――2016年にトランプ大統領が登場して、

彼らの計画が狂ってしまったのですよね?

オバマ、ヒラリーという

米国の猛烈なグローバリストと共に、

日本では「父」の外孫がそれを率い、

世界のDSが結束して最終局面に突入し、

世界同時多発共産主義革命を

起こす計画だったと思います。

そしてそのグランドフィナーレを飾る

盛大な祝賀会が「TOKYO2020」だった。

しかしその「TOKYO2020」の

水面下での実質的な目的がすべて失敗し、

本当に普通の純粋な単なる

国際スポーツフェアになってしまったわけね。

せっかくそれに合わせて

「淡路島」を設えてきたのよ。

かつて満州でやろうとしていた理想郷が

すべて潰され、しかし諦めることができず、

じゃあもう一度それを日本に作りましょうと、

それは「新生フグ計画」として、

日本に「新しいエルサレム」を作ろうとしてきた。

「淡路島」の「あ」は「アルファ」、

「わ」は「オメガ」ね。

 

――『新約聖書』にある記述ですね。

新約聖書『ヨハネの黙示録』の第21章6節にある

「わたしはアルファでありオメガである。

初めであり終わりである」を表す、

バビロン系南ユダ「ナザレ派」の聖地。

そこに集うのはパリサイ人。

これは「私たちが完成させたオメガはかつて潰されたが、

今こうしてアルファに立ち返ることができたのだ」という

日本のカバールDSたちの復活記念に相応しい地でもあるわけ。

日本に侵入してきた彼らが本州侵略の拠点とし、

だからゆえ「国産みの島」と名付けた地。

そこは縄文じゃない弥生の本拠地として選ばれた。

 

――彼らは縁起と意味付けに固執しますよね。

「新しいエルサレム」とは方便で、

本当は「新しいバビロン」のこと。

大いなる「ひとつ」だったヤハウェから

「ひとり」を抽出し分離独立した勢力。

「ひとつ」を失った寂しき「ひとり」のために、

たったひとりの偶像を拝ませた勢力。

今度は誰を「皇帝」として拝ませようとしたか。

 

――「A」ですね。

そう。

そしてその計画はまだ終わっていない。

ガースーが意図的に失策を重ねるのも、

すべては「やっぱりAさんじゃなきゃダメだ」という

世論醸成のための意識操作なのだということに

気が付かなきゃならない。

ガースーはそれをやり遂げることによって

引退後の「安寧な老後」を期待しているわけ。

 

――その意識操作にスピの一部も

それに加担していますよね。

はい。

日本の政権中枢はスピ系ですからね。

この期に及んで尚、

再び言い始めている人たちがいます。

「カバールDSをやっつけよう」と言っている人たちが

じつはカバールDSそのものだという悲劇が

この日本では特に顕著であると思います。

 

――水面下ではみな繋がっているように思えます。

想像を超えるネットワークで繋がっていますよ。

先日の五輪の開会式のパフォーマンスの背後には、

その人選の大部分に「富ヶ谷の妻」が関わっていると聞きます。

あれはまさに幕末の「ええじゃないか」狂騒の

現代版だったと思います。

「ええじゃないか」は幕末に行われた

「明治維新とは神の思し召しである」という

日本初ともいえる大規模な

プロパガンダ人心操作だったわけですからね。

 

――幕末からすでに日本にはオカルト分野が

権力層に浸透していたのですよね。

ソロモン王がモレクの偶像崇拝を始め、

古代イスラエル王国は北と南に分裂させられ、

南ユダ王国はバビロンに捕囚され、

バビロンであらゆる魔術と呪詛を身につけ、

ユダヤ教を生み出し、バビロニア・タルムードを手にした。

そのバビロンから伝わった

西洋神秘主義オカルト思想と

キリスト教、さらにユダヤ陰謀論とユダヤ同祖論、

平田篤胤の「平田神道」からの「復古神道」、

いわゆる「古神道」という新興宗教に

吉田松陰のグローバル侵略テロ思想とが

ミックスされたものが明治新政府ですよね。

つまりベースはオカルトなのです。

そしてそれでもって世界支配を企てた思想が

「国家神道」という化け物だったわけね。

だから今でも日本政府の中枢はオカルトなのね。

その明治新政府を構成する中枢は、

1592年から1593年の「文禄・慶長の役」で

秀吉が朝鮮半島から捕虜として連れ帰り、

薩摩と長州に居留させていた

中国遼東の東北部の山岳地帯にいた

女真族のひとつ「建州女直(真)」らで

占められていたわけですよ。

この建州女直らがかつて建てていた王朝が「金王朝」ですよ。

建州女直らの聖地が「白頭山」です。

この「女真族」が民族の名称を変更して

「満州族」になったわけですよ。

その金王朝の地、

建州女直の地がのちに満州国となり現在の

北朝鮮北部の一部となっているわけ。

そして1932年に大日本帝国の傀儡国家として

建国されたその「満州国」の生みの親であり、

「満州国」を「私の作品だ」と言ったのが

岸信介だということよ。

 

――名前出しちゃってますよ!

それが先ほど何度も出てきた「父」なのですね。

すべて繋がっているということですね。

しかしこれは複雑怪奇です。

現在の北朝鮮問題を考えようとしても

ただでさえ難しい話題なのにさらにこのことを無視しては

じつは何も見えてこないですよね。

そう、まさに複雑屈折していますでしょ。

明治維新以降77年間に日本が行った戦争はすべて

朝鮮半島の利権を争ったものです。

なぜあの地にそこまで固執していたのか、

それはウラン採掘やレアメタルのためだけじゃない。

彼らにとっては郷愁に駆られる忘れ得ぬ地なのね。

 

――この部分を理解するとこれまで見聞きしてきた

様々な報道などがまったく違った解釈になってきますね。

あとからジワジワ効いてきますよ。

つまりですよ。

私たちがこれまでずっと信じ込まされてきた

明治以降の「近代日本」というものと、

本当の「近代日本」の姿というものの間に

途轍もない乖離があるのだということ。

私たちはそんな本当の「日本」の正体について、

これまで1ミクロンも知らされていなかったのね。

なぜ知らされていなかったのかというと、

これがじつは日本最大級のタブーの

ひとつであるからなんだよね。

だってそんな彼らが

「大和魂」とか「大和撫子」とか喧伝して

外来侵略者による虚構の民族主義を

広めちゃっているわけだから。

 

――本気で国の安寧を願う真面目な人や

本気でこの国の未来を憂う人ほど

騙されてきたということですね。

たとえば「大和」(やまと)っていうのは

グローバル思想でありカバール思想ですよね。

だから私は「大和」という言葉は使ってないでしょ。

「大和」っていう言葉は、

満州国の石原莞爾らが主張した

「五族協和」や「王道楽土」と同様に、

日本国民の良心を利用する形で拡散された概念です。

それは明治維新の時の「攘夷の流れ」とは真逆でしょ。

彼ら満州グローバリストたちは、

最初は「攘夷」と言って外国を撃ち払い追い出そうとしましたけど、

自分たちが権力を握った途端に、

今度は「世界全体を大日本帝国にしてしまえ」と

それこそ「八紘一宇」、

つまり「地球大日本帝国化計画」をやっちゃったわけだよね。

つまりその「攘夷」はグローバリストたちの方便だったということ。

 

――「ヤマト」はヘブライ語で

「ヤ・ウマト」(神の民)だという説がありますが?

パリサイ派靖国右翼がそう言っていますよね。

彼らは「ヤハウェ」を裏切り訣別したんですよ。

ですので彼らがそこで言っている「神」というのは

モレクのことです。

 

――巧妙に幾重にも細工がしてあるのですね。

はい。

また大和朝廷が奈良に入った呼称が

「ヤマト王権」ですから、

ということは「ヤマト」というのは

縄文、そして日高見国を侵略し

虐殺した側が使っているものです。

「大和心」などじつに不気味な言葉です。

国あるいは民族全体に均質化された心情などというものは

存在しないのですよ。

人の心というのは1億人いたら1億あるわけですよね。

それを為政者の都合によって

包括的に統合していこうという思想は、

グローバル思想なのだということです。

といいますか「大和魂」を広めたのは本居宣長でしょ。

国学の流れの中で肥大化させられていったのだと考えます。

 

――「大和」という言葉は政治的に用いられたもの。

澤野さんはそんな「大和」とは真逆とも思われる

「縄文スピリット」という表現されますよね。

「大和魂」の「魂」とは

精妙なスピリットのことを指すものではなく、

強制的なイデオロギーに

阿諛追従(あゆついしょう)し、

「ひとつ」から分離した

「ひとり」がネジのひとつとして

己を放棄し差し出し、

「ひとり」の集合体としての「絆」でもって

「ひとつ」を擬態形成する心構えのことを意味します。

ここで表現される「魂」の意味というのは、

一方で「縄文スピリット」というものは、

ただ素朴に「ひとつ」というものでしかないわけです。

ただしその「ひとつ」には

無限に解釈される世界が広がっているということ。

つまり「大和魂」と「縄文スピリット」は真逆というより、

「逆位相」にあるものなのだと考えています。
(澤野大樹)

 

はなればなれの君へ。(中編)」へ続きます。

 

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