memory of vancouver... | 私を指したあなたの指は、魔法の杖。

私を指したあなたの指は、魔法の杖。

figure skateの世界に心酔する女子高生のブログです(^^)
まだまだ勉強中、もっともっと素敵な演技に出会いたいです…

こんばんは、木蓮です(^∇^)

さて、二月は逃げる、で残すところあと数日。
はやいものでバンクーバーオリンピックから一年!せっかくなので録画をがっつり見て、
振り返って感想を書いておこうと思います。



エウ゛ァン・ライサチェク選手SP「火の鳥」

当時は色んな論争が巻き起こりましたね。私は、ライサのこの演技での表現、凄く好きです。特にステップ中は音を一つ一つ取りながらも徐々に徐々に感情を爆発させていく感じがすごくします。サーキュラーステップの時の、速めの曲調にあわせて段々と迫り来るような雰囲気はライサの体格だからこその、ならではのものだと思います。


ジョニー・ウィアー選手フリー「フォーリン・エンジェル」

内に秘めた物凄い集中力はライサチェク選手の激しいそれとはまた別の、神聖な雰囲気をつくっていて、本当にバンクーバーに懸けていたんだな、というのが伝わってきます。今改めて見ると、ステップ中は勿論のことジャンプの助走時でさえ手の位置や使い方がとても綺麗。つなぎの時のふとしたポーズ一つとってもはっとするほど美しくて見入ってしまいます。続けてアメリカの2選手について書きましたが、この二人がいない今季になって二人のもつ稀有なスター性のようなものを実感しています(タイプこそまったく違いますが…)。


高橋大輔選手フリー「道」

私にとってはバンクーバーイコール道、そしてフィギュアスケートを見て初めて涙がでた演技がこれです。演技そのものも、そして彼がこのオリンピックに至るまでの流れもまるでドラマのようで、彼のこんな素晴らしい晴れ舞台をリアルタイムで見れる私はなんて幸せなんだろうって思ったらじわーっと涙がでてきてしまって…。その感動は今でも少しも色褪せていません。それから、ほどよく詩的な解説も感動に花を添えてくれました。「全ての道はここバンクーバーに通じていた!」このフレーズも忘れることができません。


ジョアニー・ロシェット選手SP「ラ・クンパルシータ」

本番直前にお母さんが急逝という悲しみに耐えて滑りきったというのは言わずと知れた有名なエピソードですよね。その時の彼女の心がどんなものだったか推し量ることはとてもできませんが、深い悲しみと強い決意をたたえたあの表情、そして身に纏ったオーラこそ作り物ではない本当の、究極の"表現"だったのだと思います。背中に一輪の薔薇を咲かせた衣装もとても美しかったです。


レイチェル・フラット選手SP「シング・シング・シング」

この演技で私はレイチェルに惚れました(笑)彼女のぎゅるるって感じのジャンプ好きです。ステップは言うまでもなく超のりのり。自分が率いてるバンドの演奏…みたいな。今季からの彼女のスタイルを確立したプロだったと思います。確か彼女、ばりばりの受験生ででオリンピックの期間中もテストを受けに帰ったりしていたんですよね…すごい!


浅田真央選手フリー「鐘」

背負っているものの重さが滲み出てくるようで、胸が焼けるような感じのする演技です。スパイラル中に一瞬唇を噛み締めるような表情があり、それも含めて、改めてスパイラルが持つ力を認識し、スパイラルでここまで表現ができるものなんだ…と感動したことを覚えています。そして滑走後、彼女が珍しく涙を見せたあのインタビュー。あの涙を見て、私たち見ている側の者は彼女になんて重いものを背負わせてしまったんだろう…とても19歳の、一人の女の子が背負っていいものじゃない…そう思ってしまいました。今季からまた彼女らしい曲調のプロを滑っていますが、タラソワつく前よりも仮面舞踏会や鐘をこなした後の今季の方が、同じ柔らかい曲調でもより深みのある表現をしているなと思います。


安藤美姫選手EX「レクイエム」

勝手に安藤選手の代表作だと思っているくらい大好きな演技です。レクイエム、鎮魂歌というだけあって本当に「魂」という言葉がよく似合う。十字架を切る振り付けはいつ見ても少し鳥肌が立ちます。オーロラをイメージした黄色と紫のあの衣装。スパイラルの時になびくスカートの裾がまるで炎のようで、その内側から燃えるような炎に包まれた安藤選手はとてもきれいでした。終盤の2Aからの振りがとても力強くて好き。




一年の間にフィギュアスケートに関して色々知識をつけてたくさんの演技を見たけれど、だからこそ、なのかな? オリンピックというものがいかに特別だったのかという事を最近思います。

一年前私は受験生だったので、その時の記憶…勉強の合間に録画を何度も繰り返し見たこととか…といっしょに、パシフィックコロシアムのフェンスの色だとか、日本中が注目するスペシャルな雰囲気とか、そういう事もはっきり覚えています。


それから…浅田真央選手や高橋大輔選手のように直後の世界選手権でよりミスのない演技をしていても、私にとって何度も見たい、心に残る演技というのは何故かバンクーバーの方なんですよね。こういうのもやっぱりオリンピックがもつ魔力なのかな、と思います。



love***木蓮***earth