以前は大阪ミナミでは、夜になるとホストクラブなんかの黒服姿のキャッチセールが繁殖してたものの、最近はなりを潜めてる。これとは別に今や飲食業でも当然のように、キャッチたるもの街角や店前に出ては、歩き通り過ぎる人をチラシや声でなんとか、お店に入ってもらえるよう必死のパッチで営業する姿がよく見られる。
仕事がら、どうしても売上の悪いお店はこういった営業がともすれば苦手になってしまうお店をよく目にする。本当はお店の中で料理や接客や雰囲気で営業することが何よりだけど、なかなかお客さんに入ってきてもらうことに対してはおっくうになりがちだし、ついつい日ごろの業務で目を背けがちになったりする。
で、そんな中、キャッチ専門のアルバイトがチラホラでてきたようだ。いや、以前からあったのだけど、こういった不況時や寒いときには大変重宝がられる。弊社もサブメニュー的にはチラシ専属やキャッチ専属の派遣はありなのだが、お店の状況によっては、このサービスは敢えて奥の手としている。
でも、確かにケースバイケースでお店側からはありがたいんだけど、私からすれば優先順位として、まずはお店の力を磨き、スタッフ自身の力を磨き、お店のスタッフ一丸となってお客様を呼ぶ風を起こしてこそ、こういったキャッチのアルバイトが生きてくると考えている。
だから、キャッチセールの是非よりも、チームとしてお客さまを呼ぶ意識に本気で勝てるかどうか?でプラスにもマイナスにもなる。要はこんな時代だからこそ、チームの基礎体力を、まじめにコツコツ高めることが何よりも大事になる時代ではないだろうか。