熱い暑い夏、日出綱は呆然と立ち尽くしていた。
「私のケーキを勝手にくうなあああ!!」
「紅砕がそこに置くからじゃねえか!オレは悪くねぇ!!」
「どこの親善大使だ!刹那の名の通り刹那く死なせてやるからこっちに来い!」
「いやだああ!せめて切なく死なせてえええ!!」
この、カオスな追いかけっこを見てしまっては、呆然とするしかないだろう。
「日出綱さん、大丈夫か?」
「…………状況が分かりません。水雷殿」
「とうらんちゃーん!!たすけてえええええ!」
「いやこちらに来ないで下さい」
「とうらんちゃん酷いよぉ……」
「まぁ、気にするな。そのうち慣れ……いやなれなくていい」
「はぁ」
というか何故私は此処にいるのだろう。ここには姫様はいない。
早急に別の地域へ赴くべきだ。そうだ、そうしよう。
「それじゃあ私は失礼しま」
「ひでちゃあああああん!!ひでちゃんお願い見捨てないでえええええ!」
……駄目だ、こりゃ。
***
「いいやあぁぁぁぁあああああああ!!!」
カッ!となるほど暑い夏、休憩で部屋に戻ってきた三人
だが、その部屋では叫び声があがっていた。
それはどう考えても炬燵の声だ。なんだなんだと
イクスは読書本(カゲロウデイズ)から顔を上げる。
「炬燵、どうした」
だが本を読んでいたのを邪魔されたせいか、機嫌が悪いらしいイーちゃん、
龍牙も気が付いたで、思わず身構えている。
「Gが!!Gが!!G様がっっ!!」
叫ぶ炬燵の顔のすぐ側を、黒い弾丸のような生物が飛んでいく。
黒てかりする、忌まわしきあの生き物は……。
「……ちょっ」
GIKIBURIだ。あの忌まわしい人類の敵!!!
「なにあれ、角のないカブト?」
龍牙は非常に珍しいものを見た顔で言う、彼の出身国にGはいないのか。
ブーンと黒き弾丸は標的を炬燵に定めているようでして
「うおああああああ!!ヘルプ!へるぷうううう」
「ゴキシュー!ゴキシューはどこだ!?備え付けてないのか此処!?」
イクスも流石にGは苦手らしい、必死に緑のゴキジェットを探している。
「なぁなぁ二人ともアレなに?なんなの?」
「地球製バ○ド生命体だ!!超小型グ○ーン・インフェ○ノだ!!
ガウ○ー並繁殖力もってる敵だ!!」
「イクスお前なにいってんだよそれ!? 地球製バ○ドって何!?
ってあああああ!!Gがああああ!!」
さりげなくバイド化している人は置いといて、暑さで呆けていた龍牙はどうしょもないと
ため息をつくしかなかった。
***
ブロウは戦慄した。
「あらら、何逃げようとしているの?」
「逝き場所は此方だぜ?」
「ほら早く早くー」
雪嘩が手招きしている、ローディが笑顔で黒いオーラを出している
カラスが目を輝かせてせがむ。
お化け屋敷の目の前で。
「いやだああああ!!」
「逃がすな!かかれー!」
「「おー!」」
真夏日のなか、追いかけっこをする猛者がいた。
***
「ハルちゃーん」
「なんだぁーい」
「アイスおごってー」
「流火たんってばいやーん、今金欠ぅ~」
「ハルトどん貧乏かい」
「あっはっは☆」
***
「えっどういう事すか?」
「次の【牙】は、お前だそうだ」
それを言われてティダは悶絶した。それを言ったクアンも悶えた。
***
力尽きましたorz
