↑こういう事例がたくさんある。
だけど、全部がワクチンが原因だと『断定』することはできない。
でもこれはワクチンに限ったことではなく、ウイルスに関しても全く同じ、そしてそれだけではなく、これ本当に大事なことだが、世の中のほとんど事の原因は、"一つではない"。何事も、いろんな事が複雑に絡み合って、結果につながる。たった一つの事がシンプルに原因なんてことは、現実的にはあまりない。
死亡した原因に関しては特にそう。生物の体の仕組みは複雑で、個体差や環境差もあるから、外的要因、内的要因、いろんなものが複雑に絡み合って積もり積もって、「こりゃもう生命活動停止するしかないなライン」を突破してしまった時に死に至る。
ようは、表面的に死の原因、トリガーに見えるものがあったとしても、たとえ目に見えなくてもすでに「こりゃもう生命活動停止するしかないなライン」ギリギリまでポイントが溜まってて、(そのトリガーがなくても翌日に別のトリガーが発動してしまう状況で)偶然最後の一押しがそのトリガーに見えるものになってしまったって事もあるし、そのトリガーに見えるものと同時期に目に見えない他の最後の一押しがあった可能性もある。
これが、個体差、環境差、十人十色いろんな違う条件の中で起きるわけだから、死の原因なんてものは、そう簡単に「これが原因！」って一つに絞って断定することは本当は不可能なのだ。
はっきりできるのは、電車に跳ねられて体中バラバラになって即死したとか、首を切られて処刑されたとか、そんな案件のみ(;´Д｀)
つまり、ウイルスが原因で死んだとされる案件も、ワクチンが原因で死んだとされる案件も、実際は「その可能性がある」「そう見える」っていうだけで、本当の意味で断定できてる案件なんてほとんどない。
本当に断定するなら、一件一件、殺人事件を総力を挙げて捜査するくらいのことを、医学的な観点はもちろん生活環境やら何やらそれ以外の面も含めたいろんな面から徹底的に調べて、そこまでやってやっとわかるかどうか、ってくらいのことなわけだけど、それを全ての死亡案件に行うのは、現実的に完全に不可能。だから、一般人が「これが原因で死んだ！」って言ってることはもちろんだけどそれだけでなく、公式に発表されてる死亡原因やら何やらも、本当に『断定』できてるものなんて実はほとんどない。
なので………ここからがすごくすごくすごくすごく大事。
ようは、いろんなデータや原因に関する考察を、「これが正解」と決めつけないこと、そして、これだけ断定することが難しい案件、『死亡原因』ってものに関して、社会全体が『一つの正解』を求めに行っちゃ絶対にいけない。ただただこれに尽きる。
「あれが原因で死んだ」「これが原因で死んだ」と一つの正解をかけて言い争っても、そもそもそう簡単に断定できない以上、確実なデータなんてどこにもなく、つまりは正解がそもそも存在しないのだから、議論自体が不毛以外の何物でもない。
見方次第でどんなことでも死亡原因に見えるような説明ができてしまうから、どれだけ議論しても、ただの水掛け論、もし決着が着くとしたら、正しいことを言ってる方が勝つんじゃなくて、単に口がうまい方が勝つ、それだけだ。
後に残るのは険悪な空気や場合によっては修復不可能にぶっ壊れた人間関係だけで、いつまでたっても本来の目的の決着なんて絶対につかない。そもそも正解がないのだから、当たり前だ。
それなのにもかかわらず、今の世の中は、社会全体で一つの正解を求めて争い続けてる。
議論すること自体はいい。が、『「たった一つの正解」という名の存在しないトロフィー』の争奪戦をやってはいけない。
明確な正解がない案件に関しては、いろんな人が議論して、それを聞いて、個人個人が考え、自分の責任で自由に決断し、行動する。他人の決断を否定非難しない。これしかない。
社会全体で一つの結論を出そうとしたって、そもそも正解がないのだから、いつまでも決着はつかず、延々と争いだけが続く。
これを人災と言わずしてなんと言おうか……だから、この無意味な騒動が終わるのは、ウイルスに勝つなんていう絵空事を達成した時でも、ウイルスが弱毒化した時でもなく、人間が争うのをやめた時だ。
とはいえ、人間は争いが大好きだし、正義感みたいなものが強ければ強すぎるほど盲目的になりやすいし、群集心理のせいで争いは祭りみたいに盛り上がって人々を興奮させ、自分たちの陣営だけが正しいという確信に繋がり、エスカレートしていく。
さてさて、いったいどこに向かっていくのだろうねぇ、人類よ……(´＿｀｡)
Aizen