↑本当にそう。被害に会う可能性が高い人のために金と人を使う、これが健全で最適な社会のありようなはず。なのに、被害を拡大させる可能性が極端に低い人たちの諸々を制限し、そのために生まれた二次被害の補填に金を使うなんていうのは余計状況を悪化させるし、「命が大事」っていうそれだけ聞けば聞こえがいい大義名分を成り立たせるための自己満足に過ぎないとも思えてしまう。本当に命が大事なら、もっと違うやり方の方がいいと思うのだが……。
そして一番問題なのは、今のやり方を是とする人たちは、「みんなが同じ方向を向くことで難局を乗り切ろう！」って発想の人が多いのだろうけど、こういう自分たちの方向性に合わない見解を社会悪として人々の目から遠ざけようとしたり、いろんな印象操作を画策したりすることだ。
そんなことしたら負けじと余計反発は大きくなるから、ただただ争って終わり、いつまでたっても平行線どころかより距離が開いていくっていうことになる。
無理やり世の中を一つにまとめようなんていうのは、本当の非常事態でしか通用しない荒業だ。
そして、今、無理やり一つまとめようとしてる人たちは「今が本当の非常事態」と思ってるけど、残念ながらそれを断定するほとの材料はない。
そんな状況で無理やり人々を同じ方向を向かせようとしたってうまくいくわけないし、非常事態を断定させるだけの材料がないのだからみんなで向いた方向が間違ってる可能性も十二分にある。
だからこそ、少なくとも、無理やりみんなを同じ方向に向かせようとするのだけは、絶対に避けなきゃいけないはずだ。
「コロナ危険」と思う人はそう言えばいいし、「コロナは危険じゃない」と思う人はそう言えばいい。
「ワクチン危険」と思う人はそう言えばいいし、「ワクチンは危険じゃない」と思う人はそう言えばいい。
それを見たうえで各々が自分の責任で判断して、各々が自由に選択し自分の行動を決める、自分と違う選択をする人を否定しない、ただこれだけでよいのではなかろうか？
SF的な話だけど、極論、絶対に間違わない、万人にとってプラスになる奇跡のような選択を毎回毎回導き出せる神様的存在がいて、そんな神様の選択に人類全体が共同体として従うなら、人類は今より平和になれるだろう。
だけど残念ながら、現状、そんな神様的存在はいない。
不完全で自分勝手な人間という種が、不完全で不備満載な社会という名の集合体を形成して紆余曲折しながらなんとかかんとかやってる、そんな状況だ。
だから、そんな不完全な人間ごときが、神様の真似事をして正解を一つに絞り、みんなを一つにまとめようなんていうのは、うまくいくわけないし、傲慢すぎる。
そんな我々人類の一大迷走劇、果たしていつまで続くのやら……(´＿｀｡)
Aizen