三沢よ、永遠に | グラスホッパーの眼

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余りにも突然の訃報に衝撃を隠しきれなかった。

2代目タイガーマスク、現ノア社長の三沢光晴が試合中に技を受けて、

倒れそのまま帰らぬ人となってしまった。


プロレスは究極の「受け」のスポーツだ。派手な技ばかりが注目されるが、

一番見事なのはそれを受けきる選手の受け身の技術だ。三沢のそれは

マット界でも群を抜いていたという。それがなぜ今回はこのような不幸な事故

を招いたのか?


推察されるのはダメージの蓄積だ。通常我々がやる運動ですら年齢ととともに疲労が抜ける

期間は遅くなってゆく。若い時は一晩寝れば回復できていたものが、2,3日は倦怠感が残っていたり

することは誰しも経験があるだろう。プロレスはその比ではない。休みたくても休めないのが現状だ。

最近はTV放送も少なくなり、収入源を拡大するためには興行を打ち続けるしかない。


プロレス団体の場合、人気選手が社長に就く例はジャイアント馬場、アントニオ猪木の例をあげるまでもなく、

慣例のようになっている。経営面のマネジメントと興業への参加。これは相当な負担のはずだ。三沢は自身のネームバリューを利用して少しでも観客動員を増やそうと奔走していたのだろう。満身創痍の肉体に鞭を打って。


ここでマット界はこうした悲劇をなくすために構造改革をすべきだ。経営と興行の分離もその一つだ。

三沢の場合も経営面をフォローできるプロに任せていれば、負担は軽減できたかもしれない。


三沢よ、安らかに眠れ。