リバプールの語学学校の案内に書かれていた担当教員は、
外国人だった。
ノックをすると、金髪の女性が、教員室から出てきた。
教員室には、英語の本が一杯あった。
日本に来て、地下にある暗い教員室で、たくさんの本に囲まれている。
その金髪の女性は、何が、楽しいんだろうと思った。
しかし、教員は、要件もまとも伝えられない僕に対して、笑顔で話かけ、
ソファーに座るように促した。
ようやく、僕は、つたない英語で、掲示板で案内を見つけ、興味があることを話をした。
その教員は、すごいよろこんだ。
その語学学校の責任者は、自分の友人で、とてもいい人だから、僕にとっても、
いい話だと思う、とのこと。
私が、体育会に所属しており、イギリスにいける時間が限られていることを伝えると、
私の都合に合わせて、コースを組むように、話をつけるから、安心するように言われた。
なぜ、その先生が、そんなにうれしそうなのか、僕には分からなかった。
その掲示版を見て、先生を訪ねたのは、私が初めてのようだった。
後で知ったのだが、先生は、日本で英語の教員をしているが、
日本の学生や他の教員とのコミュニケーションに必死で悩んでいたんだと思う。
そこに、イギリスで学びたいという僕がやってきて、英語の教員として、
うれしかったんだと思う。
僕は、イギリスに行きたくてたまらなくなった。
すぐに、経営者をしている父親に相談した。
父親は、その場で、OKと言ってくれた。
父親の会社の経営は、決して楽ではなかった。
でも、何のためらいもなく、お金を払ってくれるといい、
喜んで送り出してくれた。