riversidedaleのブログ -4ページ目

riversidedaleのブログ

【カモメの河】連載中

リバプールの語学学校の案内に書かれていた担当教員は、

外国人だった。


ノックをすると、金髪の女性が、教員室から出てきた。

教員室には、英語の本が一杯あった。

日本に来て、地下にある暗い教員室で、たくさんの本に囲まれている。

その金髪の女性は、何が、楽しいんだろうと思った。

しかし、教員は、要件もまとも伝えられない僕に対して、笑顔で話かけ、

ソファーに座るように促した。


ようやく、僕は、つたない英語で、掲示板で案内を見つけ、興味があることを話をした。

その教員は、すごいよろこんだ。

その語学学校の責任者は、自分の友人で、とてもいい人だから、僕にとっても、

いい話だと思う、とのこと。

私が、体育会に所属しており、イギリスにいける時間が限られていることを伝えると、

私の都合に合わせて、コースを組むように、話をつけるから、安心するように言われた。


なぜ、その先生が、そんなにうれしそうなのか、僕には分からなかった。

その掲示版を見て、先生を訪ねたのは、私が初めてのようだった。

後で知ったのだが、先生は、日本で英語の教員をしているが、

日本の学生や他の教員とのコミュニケーションに必死で悩んでいたんだと思う。

そこに、イギリスで学びたいという僕がやってきて、英語の教員として、

うれしかったんだと思う。


僕は、イギリスに行きたくてたまらなくなった。

すぐに、経営者をしている父親に相談した。


父親は、その場で、OKと言ってくれた。

父親の会社の経営は、決して楽ではなかった。

でも、何のためらいもなく、お金を払ってくれるといい、

喜んで送り出してくれた。