そう聞かれると、必ず田中角栄、そして小宮山重四郎と答えている。
何故、小宮山重四郎なのか。
やはり、あの三角大福時代の中で、光っていた政治家だったからだろう。
かつて自民党の某代議士秘書だった父に連れられ、小宮山家を訪れたことがある。
そこで重四郎先生にお目に掛かったのだが、かっこいい大人という印象だった。
まだ私も5歳位だったけど、それはよく覚えているのだ。
余談だけど、その時が泰子衆議院議員と初めて会った時だった。
重四郎先生は決して派手ではない。しかし、確実に一歩一歩進まれる政治家だった。
今こそ、重四郎先生のような政治家が必要な時である。
私は派手ではありません。
一歩一歩、歩くのが私の哲学であります。
しかし一歩一歩であるけれど、
夢は世界一大きいのであります。
夢高くして、足地にあるという政治家になりたい。
そして自分の中に自分が哲学を、
本当に人生哲学をもち、毎日毎日前進する、
人間としても前進する、政治家としても前進する、
そういう政治家でなければなりません。
(1993年7月。最期の当選となった第40回衆議院総選挙の際の選挙演説より)
