第1話「コーヒー」
朝ご飯よりも、先ずはコーヒーを飲まなければ頭も始動しないし、すべてはコーヒーから始まるのである。 目が覚めて、コーヒーメーカーのスイッチを入れ、その間に顔を洗い、歯を磨き、居間に戻ってきたら、いい香りが漂い、ちょうど出来上がっているという感じ。 愛用のマグに注ぎ、一口飲んでみる。 うん、いい出来だな。 これぞ至福のひととき。
第2話「カレンダー」
めくる瞬間…
何とも言えぬ緊張感がある。 自室にあるカレンダーは2ヶ月単位のものだから、2ヶ月毎にカレンダーをめくっていることになるが、新たな月が始まるのだということ、そして、写真の風景が新たな撮影欲をそそるのである。
カレンダーをめくるというのは、自分にスイッチを入れるということなのかもしれない。