『乗る』の種類:ride, get on, take, catch, board | 日本人のための英会話レッスン♪ 埼玉県川口市の英会話教室 Riverdale Englishのブログ

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ナミ先生

 

質問がございます。

 

電車に乗る、自転車に乗る、飛行機に乗るなど、

「乗る」という単語を見ていますと、

いろいろな単語が存在しますが、

どのような違いがあるのかイマイチよく解りません。

 

同じ電車に乗るでもtake・ get on・ catchとあり、

調べてみても人によって解説が違うためイマイチよく解りません。

ご多忙のところ恐縮ですが、宜しくお願いします。

 

W

 

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Wさま

 

とても良いとろこをついたご質問です。

 

確かに日本語に直すとどれも「乗る」になってしまうので、

わかりづらいですよね。

 

まずは、一つ一つ単語内の隠れたニュアンスをご確認ください。

 

● ride (on/in)

継続的に乗っている状態を表す動詞

ex. My son is learning how to ride a bike.

 

● get on/in

乗り込む瞬間の様子を表す動詞

ex. You need to pay the fare before you get on the bus.

 

● take 

手段として乗り物に乗ることを表す動詞で、

use (利用する)やby 〇〇によく似た意味合いで使われます

ex. I took a bus to come to school.

 

● catch

もともとの意味である「捕まえる」の要素が含まれている動詞で乗るための努力が感じ取れます

ex. I will be late for work if I don't catch the 7:15 train.

 

 

それでは、Wさんが送ってくださった例文を使ってもう一度確認してみましょう。

 

① While I was riding in the train, I met him.

 

彼に合ったのは既に電車にしばらく乗っていた状態であった時のことなので、ride が使われています。

 

因みに、ride のみで使われる場合とride の後にin やon のような前置詞と合わせて使われる場合があるのには気づきましたか?

 

★ ride とride in とride on の違いはなんでしょう?

 

私の例文ではride a bike でしたが、Wさんの例文はride in a train です。その他にride on an elephant などもあります。

 

意味はほぼ同じでそこまで致命的なニュアンスの違いは生じないので、普段の生活ではこれで困るようなことはないと思いますが、念のため詳細をご説明いたします。

 

まず、前置詞をつける・つけない、で何らかのニュアンスを強調したいのであれば(強いていうのであればですが)、

前置詞をつけるほうは、自分に乗り物がコントロールできなかったり、うまく乗りこなせていない時に使うことがあります。

 

これも個人の感覚や認識によって変わってくるので、どちらが必ず正しいとも言い切れないのですが...

 

● I'm riding a train. と言った人は、ただ乗っている状態を淡々と述べている感じですかね。

または自分の意志で乗り物に乗っているので、といった理由でしょう。

 

● I'm riding on a train. と言う人は、

乗り物の行先や運転は自分でコントロールできるわけではなく、

ただ決まって経路の上に自分も乗っかっている感じ、

と捉えているからでしょう。

 

on などの前置詞は「接触」している事実を

やや強めに表しているので

乗り物に体は触れているけど運転はしてませんよ、

となるのです。

 

このことから、I'm riding a bike. にはon は付けないほうがいいですよね。

I'm riding on a bike. だとうまく乗れていなくて

とりあえずサドルにだけまたがっているか、

2人乗りの後ろに座っているかのどちらかが思い浮かびます。

 

 

では、ride on とride in の違いは?

 

単にride on はアメリカ英語、ride in はイギリス英語というだけの違いです。

 

 

 

② I need to go to the Holiday Inn downtown. Which bus should I take ?

 

日本語訳だと、「どのバスに乗ればいいですか?」になってしまいますが、もっと直訳にすると

 

「(たくさんある中の)どのバスを(目的に向かう手段として)利用すればいいですか?」

 

といったような意味合いとなります。

 

 

 

③ Mr. Ito got in a cab.

 

これは、タクシーに乗り込んだ、

という瞬時的な行動のみを述べています。

そのあとの乗車中の状態はget in では表せないので、

ride に移り変わります。

 

 

 

④ I got on the train at 7:30.

 

「乗り込む」はget in かget on のどちらかを使います。

 

● get in はかがんで入り込むような狭い乗り物(まさにタクシーなど)に使います。

反対語はget out で、get out of the cab などと表現します。

 

● get on は立ってでも乗車できるような広い空間の乗り物(電車など)に使います。

get on の反対語はget off でget off the train などと表現します。

 

 

 

④ Mr. Ito is going to Los. He boards the plane.

 

board はget in/on と同じ意味です。

 

日本語訳にするとget in/on の「乗り込む」に対してboard は「搭乗する」になります。

「搭乗する」のほうが形式ばった言い方のように聞こえますが、英語ではカジュアル・正式の差はありません。

 

Jacob 先生曰く、強いていうのであればですが、

get in/on はひょいっと乗り込む感じがするので、

短距離の移動のような印象で、

board だと、長距離(飛行機、長い船旅、新幹線など)の移動の始まりのような印象があるので、

若干の心の準備が伝わってくるかも、とのことでした。納得フムフム

 

 

 

⑤ You can take a subway up to the Metropolitan Museum.  You can catch the 4, 5 or 6 to 86th street.

 

ここでのtake は先ほどと同じ手段ですね。

catch は4番か5番か6番の地下鉄を探してそれに間に合うように乗る、という多少の努力が感じ取られます。

 

タクシー乗り場に停まっているタクシーにただ乗り込むだけだったら、take ですし、

道を走っているタクシーを見つけて止まってもらったのであればcatch になりますよ。

 

 

 

 

使いこなせるようになるには、その都度自分の状況に当てはめて使ってみる、

そして間違えたら直してもらう、をひたすら繰り返すのみですね。

 

 

頑張ってくださいね!!!

 

 

 

Nami