女騎士、好きなんですよね

>>>突然の性癖の開示<<<

 

なんかもう、「いいよね」「いい……」としか言えない感じなんですが……いいんですよ。

 

私の大好きなTRPGシステムに、「ブレイド・オブ・アルカナ」がありまして、先日PLで卓を囲む機会がありました。

2023年の年末に出た新版、私は速攻で買ったんですがいかんせん8000円というTRPGルルブどころか書籍全体としても高額なのが災いして一緒に遊ぶ相手がおらず数年単位で積んでいたところが、いつものプレイグループ内で遊ぼうということになって遊ばせていただきまして。

 

いやー、はしゃぎすぎて女騎士のデータ3種類も作っちゃったけど、なんだかんだそのうちの一つでいい感じの女騎士がロールできてよかった。

この機会に買ってくれた友人たちが元を取れるよう、今度は私がGMをやろう、と誓いを立てつつ……

 

今日のところは、いったん「ブレカナで女騎士PCを遊びたい人に向けたガイド」をお送りいたします。

ここからはデータの話もするので、ブレカナを遊んだことある人、ルルブを持っている人じゃないとたぶん分かりにくいぞ。

具体的には、全22種類あるアルカナ(他のTRPGで言うところのクラスや職業)それぞれについて、女騎士との相性をデータ面・設定面の両面から考察していきます。

(基本新版での記述にそって展開しますが4版ことリンカーネイションでもだいたい同じだと思う)

 

〇7番 アダマス 設定:☆ データ:☆

基本的にはウェントスから順番に紹介していくつもりではありますが、さすがに大前提となるアダマスから触れます。

アダマスは騎士を表すアルカナであり、ブレカナにおいて女騎士とは極論アダマスのアルカナを持った女性のことであると言っても過言ではありません。

そのため各アルカナのデータ面における女騎士との相性とは実質的にアダマスと組み合わせたときの相性となります。

過去がアダマスであれば騎士の家系の生まれ、現在がアダマスならば現役の騎士、未来をアダマスにしたならまだ見習いであったり、守るべき主人や民を探しているところ、といった解釈が分かりやすいですかね。

設定上守護者としての属性が強いアダマスは、データ面でも味方をかばう盾役として活躍しやすい特技がそろっています。盾役やるなら最悪アダマスだけで特技欄を埋めてもいいでしょう。

近接を中心にダメージを強化する特技も充実、自分のメインプロセスが手持ち無沙汰になりがちな盾役アダマスがサブで持ってもいいし、もちろんメインアタッカーとしてこれらを取る選択もあります。

特に《騎士の誉れ》は、常時自分の攻撃のダメージを+4する、汎用性の高いパッシブ強化特技です。いちおう、「戦闘は弱者を相手にしたものでなく、正々堂々とした戦いでなければならない」というRP制限は付きますが、女騎士をRPするうえで障害になることは少ないかと。アタッカーでアダマスを取るならこれだけ取るも大いにあり。

奇跡は《無敵防御》(インヴィンシブル)、単体の対象が受けるダメージを0にします。

セッション中1枚は欲しくなるタイプの奇跡ですので、どんな構成でも邪魔になりません。

最悪この奇跡があるだけでも偉いので、アダマスはいろんなアルカナと組み合わせる余地があります。

 

〇- ウェントス 設定:〇 データ:〇

ブレカナにおいては吟遊詩人の職業を充てられていますが、広義には旅人、放浪者もウェントスの範疇に入ります。自由な根無し草のイメージですね。

そのためしっかり社会的地位のある女騎士との相性は悪いかと思いきや、設定面においては人助けの旅を続けるいわゆる遍歴の騎士だったりを表現できるのでそんなに悪くないです。

過去ウェントスで放浪の身だったのを今の主に拾われた、未来ウェントスで仕えるべき主を見失い彷徨う運命を表現したり。放浪という言葉のおかげでかなり幅広い解釈ができるので、女騎士に限らずウェントスはいろんなキャラクターに噛ませやすいですね。

データ的にアダマスと組み合わせるなら、クリティカル型の〔軽武器〕アタッカーが方向性として見えやすいですかね。一方、「材:金属」の防具を準備していると使えない特技が多いので盾役との相性は悪め。

奇跡は《神移》(ワールウィンド)、自身に対する攻撃、特技、アイテム、奇跡の効果を打ち消します。ダメージだけでなく奇跡などの効果も消せるが自分しか守れないのが、《無敵防御》との相違点になります。味方への攻撃をかばってそれを《転移》で消すということもできるので、盾役女騎士にウェントスを入れるなら奇跡が使えれば十分と割り切るのもありですね。アタッカーにする場合も、自分を守る札が《無敵防御》と合わせて2枚になるので心強く、総じて邪魔になりにくい奇跡です。

 

〇1番 エフェクトス 設定:〇 データ:△

元素魔術師に対応するアルカナ。ブレカナにおける元素魔術士、あるいは“元力使い”とは、炎とか雷とか、自然のエネルギーを操るタイプの魔法です。ファイアーエムブレムで理魔法と呼ばれているやつがイメージとしては近いでしょうか。

個人的には魔道騎士、いいね!ってことで、設定的な相性はそんなに悪くないんじゃないのという評価です。いちおう元力使いの家は閉鎖的なところが多いらしいので、騎士になるまでを世界観設定に忠実に考えるのが大変そうではありますが。

データ的には、魔法系のアルカナはだいたいそうなんですが、アダマスとの噛み合いはよくありません。ただエフェクトスの特技をメインにすることで使えはするデータを作ることは可能です。前述の通り、アダマスは奇跡だけでもありがたい存在ですし、《騎士の誉れ》は魔法ダメージにも乗るので魔法アタッカーやるならこれだけ取るもよし。

地味にエフェクトスの特技は魔法系には珍しく「材:金属」防具の制限がないので、金を全部防具と盾につぎ込んで盾役を担いつつ自分の手番では魔法攻撃をする重装魔道騎士はロマンあるかもです。

あくまで物理攻撃にこだわるなら、《元力兵具》で作った武器で戦うもカッコイイのですが……奇跡の《大破壊》(ラヴェイジ)が魔法攻撃を行うメインプロセスを差し込むものなので、物理攻撃主体の型ですと奇跡がもったいない感じになります。これまで奇跡の評価に関して「邪魔になりにくい」という語を使ってきましたが、逆に邪魔になるパターンというのがこれですね。

 

〇2番 クレアータ 設定:〇 データ:〇

人造生命体を表すアルカナで、精巧な自動人形に寸胴のメカ、はたまた血肉から人工的に生成した生命までを含みます。サイボーグもクレアータの担当で、自分は過去に片腕を機械義手とした女騎士PCを実際に作ってセッションに参加したことがあります(4版のときですけども)。

領主の忠実な騎士は実は機械人形で……あたりがクレアータ女騎士の王道でしょうか。やたら論理的だったり、淡々と「なんちゃら率〇%」とか口にする融通が利かない素材的にもお堅い女騎士、いいですよね。

女騎士からは外れますが、寸胴の小さいカラクリロボの未来のアルカナにアダマスがあったりすると、こう……グッときませんか!

データ的な話をすると、クレアータはわりといろんなことができるので、もちろんアダマスとも問題なく共存できます。どちらかというとフレーバーで人造生命体らしさを乗せられるのが最大の強みのような気がするので、「この特技設定に合うな」という特技を活かすには、という方向性でデータ組むのも面白いと思います。

強いて言えば自己強化系特技が多めなので、支援役はやりにくいかも。

奇跡は《戦鬼》(ヴァリアブル)、アクト中既に使われた奇跡の中から一つを使うことができます。女騎士ということは少なくとも《絶対防御》を2回使えることは確定していますし、もちろん仲間の奇跡を状況に応じて使ってもよし。まず何かしらには使えるでしょう。

 

〇3番 マーテル 設定:◎ データ:〇

聖職者を表すアルカナです。ブレカナ世界のハイデルランドでは、キリスト教をモデルにした「真教」が信仰されており、その司祭だったり修道士・修道女だったりということになります。

この「真教」においてはイエス・キリストポジションの人物が女性となっているためか、教会組織が女性メインで構成されているしなんなら教皇も女性です。というわけで、女騎士がマーテル持ってるのもごく自然なことです。

エステルランドの神聖騎士団も、「聖職を兼ねる女騎士を団長として戴くのは、神聖騎士団の名誉ある伝統だ」(基本p.336)とのことで実際公式NPCにマーテル持った女騎士の団長がいます。

この神聖騎士団の一員としてマーテルを持った女騎士を作ってもいいし、あるいは宗教的情熱を胸に各地を巡礼しながら民のため力を振るう巡礼女騎士を作ってもよいとされます。ハンドアウトで教会関係者であると指定されることもあるでしょう。

データ的には支援役としての適性が高い特技ラインナップですが、アダマスとの組み合わせも想定済みであるのか、ガードに組み合わせられる特技も散見されます。盾役女騎士にマーテルを持たせ、自分の手番ではメジャーアクションの回復特技・バフ特技を使う構成が使いやすいでしょう。

あくまで自ら異端者をぶちのめしたいなら《聖戦》だけとっておいて、攻撃特技はアダマスか3つ目のアルカナから調達しましょうね。

奇跡は《再生》(リバース)、対象を復活させます。《無敵防御》と合わせ事実上敵の攻撃を2回凌げることになるのでこれもまた有用です。

 

〇4番 コロナ 設定:◎ データ:〇

みなさんお待たせしました、姫騎士御用達、コロナは貴族を象徴するアルカナです。

騎士団を自ら率いる勇猛な姫騎士は、ブレカナ世界においては必ずアダマスと一緒にコロナを持っていると言っても過言ではありません。

その場合コロナとアダマス、どちらを現在のアルカナに置くかでどういうイメージの姫騎士かが変わってくるのでこだわりたいポイントですね。姫様要素を推すか、騎士要素を推すか。

また、コロナを持つということは、一般的な騎士と異なり誰かに仕えられる立場、ということでもあります。忠誠心篤いタイプの女騎士とは若干RPのやり方が変わってきますぞ。

データは、クレアータ同様わりと色々できるタイプですが、少し支援寄りの特技が多いですかね。

支援職の中ではセットアップに仕える特技が充実しているので、仲間を鼓舞しつつ自ら先頭に立って突撃するムーブがしやすいです。《貴族の務め》がアダマスの《騎士の誉れ》と同様の効果なので、メインアタッカーを担うならコロナからはこれだけ取るもあり。

奇跡は《紋章》(エンブレム)、ラウンド中選択した対象全員のダメージロールに+3D10。自分がアタッカーでもアタッカーでなくても貢献でき、存在自体を忘れなければ腐ることがないので便利。

 

〇5番 フィニス 設定:〇 データ:△

不死者を表すアルカナです。任意の理由で死ねなくなった女騎士に持たせましょう。

大昔に死んだ主に未練を持ち続けてくれ。

データ上は、なんにでも【知性】の判定値を使って判定できる特技と、それに組み合わせること前提の特技が目立ちますが……アダマスの【知性】が低いので、それらとは噛み合いません。

組み合わせた攻撃でダメージを与えると回復できる特技があるので、これを盾役女騎士に入れ込むといい感じに遊べそうな気はします。ステータスは平坦になりますが、同じくデータ:△判定にしたエフェクトスほど相性めちゃくちゃ悪いとも言えないくらい。

奇跡は《永遠》(イモータリティ)、プレアクトで任意の奇跡を選んでおき、アクト中はそれと同じ効果の奇跡として発揮することができます。クレアータの《戦鬼》と異なり事前に選択しておく必要があるものの、選択肢が他のPCやセッション展開に縛られないのが強み。他PCや自分の3つ目の奇跡と相談して、足りないものを補えるといいんじゃないでしょうか。けっこうこの奇跡あるだけで十分偉い気はします。

 

〇6番 エルス 設定:〇 データ:〇

ファミリアと共にあることを表すアルカナです。ファミリアという存在は一見女騎士とは縁遠く見えますが、そのファミリア装備の中に「馬」がいるので馬に乗った騎士を作りたい場合は選択肢に入ってきます。私も最近ファミリア馬に乗った弓騎兵型女騎士を作りました。

もちろん通常アイテムの乗り物にも馬はいるのですが、戦闘で騎乗できる馬は10Cと高く、武器や防具にお金を回すことが難しくなります。そのため特に重装騎兵がやりたい場合はエルス必須と言えるでしょう。あとファミリアの馬ということで、特別な馬ということにしやすく、演出にも使いやすいかと思います。設定をユニコーンのような幻獣ということにしてもいいですね。

ファミリア取得以外のデータ面については、特技の多くが武器タイプのファミリア装備を使った攻撃前提のものが多いため、馬を取得するだけになりがち。それでも乗り物系ファミリア前提の特技もいくつかあるので、相棒との絆を前面に出すならこれらを中心にデータを組むこともできるでしょう。

奇跡は《心友》(アフェクション)、至近にいる味方全体を守れます。範囲版《無敵防御》っぽいですが、離れたところにも届くあちらと違い、《心友》は至近のみです。

それでも、《範囲防護》を取らない場合の保険として有用。これもあり、やはり重装騎兵型女騎士に合わせたいアルカナです。

 

 

 

クソ長くなるなと察したので、1/3を紹介できたところで今回は一区切りとします。

私の女騎士判定がゆるすぎるせいで正直どんなアルカナでも大なり小なり女騎士に合うだろの気持ちがあり、設定面の相性評価がまともに機能していないような気は正直してますが、まま、えやろ。

もちろん私がここに記している以外の設定解釈、データ運用で女騎士を作成することも可能。

思い思いのアルカナを組み合わせて、キミだけの最強の女騎士を作ろう!

注:ブレカナはアルカナの組み合わせにより、女騎士に限らない様々なファンタジー系のキャラクターを作れるシステムです。みんなもやろう。