「その距離どんだけ~(マル氏曰く)」
先日のブログの続きをご覧あれ!!
「果たして僕ら無計画ブラザーズは目標の滝を愛でられたのか?」
この結末の報告をしたいと思う。
歩き続けること30分。
最初の看板を前にする。
「根尾の滝駐車場まで5,5キロ」
「何?根尾の滝駐車場?」
「滝までじゃないの?」
二人は顔を見合わせた。
しかしここで引き返す訳にはいかない。
ガイドとしての、それはそれはちっぽけなプライドが、邪魔をする。
「いくか~?」
僕らは気の遠くなるような林道を進むことを、渋々決心したのだ。
歩きながら二人の脳裏によからぬ不安が・・・・
少ない脳で、総距離を計算する。
ザッと見積もって往復16キロ!!!
しかも無計画なこと極まりないことに、行動食はわずか「BEER500ml」のみ。
笑ってやってください・・・・
しかし、一度決めたことに関しては頑固な僕ら。
何故か?マル氏はランニングで先を目指し、僕は競歩に近いペース。
(マル氏は最近のメタボリック解消に必死な様子)
「良い歳なのに良くやるわ~」
40代とは思えぬしっかりとした足取りを眺めながら、僕も一歩づつ距離を進める。
一人ぼっちになり、若干心細いながらも、森林浴を楽しむ。
大自然を独り占めする快感といったら無い。
最高に贅沢だ!!
しかし距離が長い。
いくら歩けど着く感覚がない。
「どんだけ~」独り言のように呟く。
時折、熊の脅威にさらされながら、長渕剛のお気に入りのナンバーを大声で歌う。
その時だ!やっと視界が開け、久しぶりのアスファルトが目の前に!!
そこにはマル氏のこんな姿が・・・・
僕は何も言いません。
上司ですから~
(ブログが長くなってまいりましたが、ここからが本番。まだ閉じないでください!!)
さあ!ここから片道2.5キロ。
そこに秘境「根尾の滝」があるはず。
またここからが大変。
九十九折の階段を延々下り、そして登る。
さすがに、心は折れていないがくたびれてきた。
喉の渇きも、飢えも最高潮に。
二人とも無言で、ガンガン進んでいく。
もういい加減にし、「あっあれじゃないですか?」
沢筋に一際轟音が響き、林間に神域が現れた。
「やっと着いた!これか~」
マジマジと嘗め回し、至福のBEERをあおる。
全身から今までの緊張が解き放たれ、心地の良い脱力感が生まれる。
二人そこで仲良く寝入る・・・・ZZZZZ・・・・・ZZZZZ
このまま帰らないで、野営したい。
しかし、明日の業務が待っている。
心を鬼にし、来た道を淡々とGOALに向けて・・・・トボトボ。
想像して見て下さい。
帰路のつらいことを・・・・
カロリーの蓄えはゼロ。
BEERのせいでダルイ体。
過酷。
後悔。
しかし、しかし、そんな精神的にも、肉体的にも参っている時に女神が!!
「モミジイチゴ」の存在。
人間が手を加えたわけも無く、全くの自然の産物とは思えないまでのジューシーさ。
一粒一粒が、絶妙な甘味と酸味を織り成している。
頬張る度に、カラッカラの干乾びた体に染み渡る美味さ。
二人無心に探し出し、競うようにむさぼる。
その姿は、はたから見たら獣そのもの。
人間も所詮偉ぶっているが、こんなときは動物に戻るのだ!!
こいつ、いやモミジイチゴ様のお陰で、どうにかGOALポイントに置いてある、愛しのサファリが見えてきた。
思えば長い道のりであった。
昼前に出発したのに、今はもう日が暮れ始めてる。
しかし、頑張ってよかった。
久しぶりに下半身から達成感がジンワリと伝わってくる。
二人夕闇に染まる巌立峡を前にして、熱い握手を交わし、BERRで乾杯!!
また一回り経験値を上げた二人。
もちろん「絆」も・・・・


