アドベンチャー | ≪ODSS≫リバーベース長良川”地球とあそぶ仲間達”

≪ODSS≫リバーベース長良川”地球とあそぶ仲間達”

岐阜県長良川はラフティング・ケイビング・シャワークライミング等子供から大人まで遊べるフィールドです。

そこで暮らすガイド達の等身大日記です。

バック宙

昨日プロジェクトアドベンチャー(以下PA)講習会に参加してきました。PAとは様々なアクティビティ(ゲーム)を仲間とともに挑戦をしていく中で、人との触れ合いや共感が生まれ、人間関係に大切な信頼、協調性、自己表現力、創造性などを育むことができる冒険教育活動のひとつです。(高の森ワクワクビレッジHPより参照)


簡単に言うと、課題に出されたゲームを複数人の仲間と、ゴール目指してディスカッションを行いながら、よりレベルの高い目標に到達するプログラム。目的達成は大事な事だが、実はゴールに向かうまでのプロセスが非常に重要。どんな話し合いがされ、個々がどんな活動ができたか。そして次のステップに上がるにはどうしたらよいか。と次から次へと行われるゲームで遊んでいる間に、チームワークが出来上がっていく。「頭で考えるよりまずやってみてから」という肉体派の僕には、入り込みやすい内容だ。そのアクティビティーも500種類以上あり、室内でできるものや、屋外の大掛かりな設備を使ってのプログラムなど様々だ。


僕にとって大きなアドベンチャーを成し遂げたのは昨年のラフティングツアーの時だった。ツアー中ガイドは様々な技を見せて参加者を満足させなければいけない。エンターティナー性が非常に重要である。僕もそれなりに参加者を楽しませるアイテムを持っていたが、それまでもっとも苦手だったのが回転系のジャンプだった。ラフティングガイドになって9年。高い所から飛べても回転ジャンプが出来なかった。極度に酔いやすい体質と、恐怖感で一度もトライする事すらなかった。


それを軽々とこなすガイドは多く、その度に「いいな、どうしてできるんだろう」と思いつつ月日は流れていった。デビューから9年目の夏ふとしたことからチャンスがやってきた。


その日のツアーは新人じゅんじゅんのトレーニングの為に、舵取りは彼にまかして僕は参加者とのコミュニケーション役に回っていた。緩やかな流れの場所に来た時、急に「ちょっとバック宙やってみよっかな、お客さんはじゅんじゅんにまかせればいっか」


「すみません、9年目にして急にバック宙やりたくなっちゃったんでやっていいですか」一応お客さんの承諾を得て準備に着いた。ボートの先端に仁王立ち。川に背中を向け、大きく呼吸をし、思いっきり腕を振り上げて飛んだ。後の事は頭が真っ白でよく分らない。気がついたら川の中にいた。足から着地したのは覚えているから成功したのだろうか。


訳の分らないまま水中から顔をだすと、じゅんじゅんが言った「ぱぱさんできてましたよ」。えっホント?半信半疑だったので「もう一回やってみるわ」とえい!とジャンプ。今度は自分が軌道を描いて回っているのがわかった。ヒエー、俺にも出来るんだ、こんな簡単で酔わないのならもっと早くやればよかった。長いトンネルを抜け、気分は爽快。その後のツアーはじゅんじゅんに任せ、お客さんと一緒にバンバン回りまくった。


誰にでも後一歩が踏め出せず、あきらめてしまう瞬間があると思う。そんな時「自分を信じる気持ち」があればその一歩が踏み出せるはずだ。失敗しても挑戦した自分を褒めて、成功する為にどうしたらいいか考えて努力しよう。どうしようか迷っているより「とりあえずやってみよう」


その先には【新しい世界】が待っている。アドベンチャースピリットを忘れずに。