アメマスっていう魚、いろんな表情を持っています。
オスの顔は独特で、下顎がせり出し、その分、上あごが凹んでいます。
真正面から見ると、昆虫のようでもあり、少しお茶目な感じです。
でも、見慣れている横顔は精悍で鍛え抜かれた男らしい顔つきです。
魚体の色も、メスとは違って、力強い赤銅色。
一目で、オスとわかります。

イワナ科の魚は、時には、水がなくてもクネクネと蛇みたいに陸を動き回ります。
釣ったアメマスの写真を撮ろうとしても、その習性から、全く横になってくれず
上のような写真を撮るのは、この体勢が一瞬しかなく、本当に苦労します。
この横にならない習性は、どうやら渇水した川から、水量の豊かな川へ
陸地を移動するためのようです。
そんなアメマスの姿に山で出会ったら、きっと、ひっくり返るほど驚きます。

さすがに、生活圏の水中では、鍛え抜かれた筋肉で力強く抵抗します。
尾びれの辺りの筋肉は、つかむとその肉厚な質感が伝わってきます。
そんな、尾びれで水中を泳ぎまわるのですから、驚くほど強い泳ぎっぷりです。
今回は、防水のデジカメを持っていったので水中での写真を撮ることが出来ました。
お陰で水中撮影でいままで見たことの無いアメマスの姿を見ることが出来て、
あのときの、臨場感が伝わってきます。
瞳が愛くるしく見えてしまうのはなぜでしょうか?
アメマスの魅力は、なんといっても背中の模様が美しいことです。
清流の中で泳ぐこの姿が見たくて毎年、道東へ釣行してしまうのです。



