立秋を過ぎた頃より、
吹く風に少し秋の気配を感じる
ようになりましたものの、
日中の暑さはまだまだ続きそうです。
お盆休暇にて訪れたお墓参りでは、
昔の風情を残した場所に墓地があるせいか、
普段から墓地に参る人が多く、
蓮の花やほおずきを入れた墓花を携えて、
多くの村人がお参りに訪れておりました。
ほおずきは一説によりますと、
形が提灯に似ていることから、
ご先祖が迷わず家に帰るための道しるべ
として飾られると言われております。
元来、お盆の習わしというものは、
仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と
日本固有の祖霊信仰が結びついて
始まったと伝えられているようですが、
一千年以上も昔から続くとされる風習が
今もこうして受け継がれていることに、
感慨深いものがございます。
さて、話は変わりますが、
先般、「地支がすべて一緒の人は
性格や運勢が特別なものになりますか」
とのご質問をお受けいたしました。
地支一気とはこのような命式を指します。
日月年
甲〇〇
申申申(同一の地支が揃います)
実際、鑑定のなかで、
地支一気となる方がいらっしゃいます。
ご質問への回答となりますが、
地支が同一となりますと
五行の偏りは見受けられますものの、
地支一気だからといって
個々の性質と運勢には
千差万別の違いが出てまいります。
地支一気が命式にあれども、
日干を中心に、命式の五行配分から
人物像や運勢を看ていくことに
変わりはございませんので、
地支一気だからといって特別な性質なのでは、
と懸念される必要はございません。
私の知る限りとなりますが、
地支一気となる命式の方に共通する
性質と申しますのは
ポーカーフェイスであることと、
感情に大きな抑揚がなく、
安易に本音を語る方が少ないように思います。
十二支の種類によっても変わりますが
概ね、柔和な姿勢でいらっしゃることと、
隙を作らず、作らせず、
したたかさと揺るぎない自信を
持ち合わせていらっしゃることでしょうか。
また、聡明な方が多いです。
そして、個人的に興味深く思いますのは、
同じ支が集うのですから
支のもつ特徴が顔つきであったり、
目に強く現れているように感じております。
一般的に云われる地支一気の特徴には、
よく言えば一貫性があり、ぶれない芯を
もつことができるとありますが、
悪く出れば、他者を受け入れない、
認めない強さとして出てくる場合がございます。
また、同一地支が三つとなりますので、
二足ならず三足の草鞋で仕事をするとか、
柱の年代において、異業種に転ずるなどの
見解もございます。
ですが、私の知る少なくとも二名の
地支一気の方は、一人は同じ企業で長く
お勤めをなさっている方であり、
業界も変わっておりません。
もう一人の方は、
結婚で多少人生を変えられましたが、
何十年と自営業に携わっておられました。
お二人とも、なにを考えておられる
のか悟らせない雰囲気を纏っておられ、
それがかえって魅力と申しますか、
迫力に繋がっております。
同一地支のなせる業もあるのでしょう。
お二人とも柔和であり、
抜群のコミュニケーション力で
業界に深い人脈を築いておられます。
地支の種類が一つしかないのですから、
目的を一つに定めれば、
とことんまで深掘りができる性質とも
読めるわけです。
ただ、運気の側面から見た場合、
大運と年運、そして命式との重なりに
よりましては、
忌神が全体に働く場合がございます。
こちらの命式の方は、
今年に入り、体調不良を繰り返しております。
〇〇〇
寅寅寅
先月の乙未から今月・丙申月にかけて
風邪から肺炎の手前までいきかけたとの
お話しがございました。
本年は火局半会になる上に
木気に火気の月運が巡り、
更には申寅の冲がかかったものですから、
命理上では、金剋木、火剋金にて
肺(五行では金)に影響が及んだと
看ることもできるのでしょう。
地支一気もですが、
私のように五行に偏りのある命式の方は、
五行のバランスを崩す大運や年運には
注意が必要となります。
ちなみに五行の偏りという面において、
私の命式を例にさせていただきます。
日干である土に根があれども
地支が金局半会となる上に、
天干にはさらに金が重なり合う金大過の
命式となります。
命式の調候用神は「丙」となり、
丙が巡る時に最も良化すると云われております。
ですから本年(丙午)は
随分と楽になるのではと期待したい
ところでございますが、
生まれた時から、身も運勢も金大過に
馴らされているわけです。
そこにバランスを崩す運気が巡りますと、
調候の主神の扶けがあれども、
手放しで喜ぶわけにはいかない事態に
見舞われることが度々ございます。
以前の記事にも記載いたしましたが、
私の命式は完全に「丙」を求める
命式でありながらも、
丙の運気で人生が乱高下いたします。
寒暖燥湿でいえば「寒と燥」の命式です。
占い的には「丙を用いる」が正解ですが、
長く生きた中で得た体感としましては、
「丙であれば良い」と安易に判断すること
には慎重さが必要となる、
という実体験がございます。
ですから地支一気も、
特徴と傾向はお話しさせていただく
ことが出来るやもしれませんが、
その方の性質や運命というものは、
五行の偏りだけでは断定できない
複雑さが絡んでまいります。
四柱推命の基礎知識を軸に
実践の鑑定の中において
対象となる方の人生を通してこそ、
その方の命式に必要な五行が見えて
くるように思っております。
地支一気がどのようなものになるのかと
貴重なご質問をいただけて、
有難く思います。
自身の検証とも照らし合わせて、
こつこつと勉強を続けさせていただきます。
本日も長くなりました。
ありがとうございました。