二月初旬に開幕した
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが、
まもなく終焉を迎えます。
四柱推命に携わっておりますと、
やはり選手の皆様の命式が気になるものでして、
恐縮ではございますが、公表されている情報を
もとに命式を拝見することがございます。
特徴といたしましては、
過去大会を含む冬季オリンピックの
出場選手の皆様の命式を拝見しておりますと、
圧倒的に水と金が旺ずる命式の方、
また水を制する土が日干の方が多く
いらっしゃるようにお見受けしております。
瑞々しくも猛々しい強さを帯びた個々の命が、
白銀の世界の中で、その一瞬に命の輝きを
煌めかせる彼らの躍動と、
精神性の高さを拝見しておりますと、
何とも言い難い感動を覚えるばかりです。
さて、二月四日を迎えた折より、
気の流れに敏感なお客様がご来社され、
この時期、もっとも多いご質問となる
“空亡”に関するご質問を頂戴いたしました。
空亡には諸説ございますが、
大運において、旬空亡は採らないというのが、
師の教えでございます。
但し、歳運に至りましては、
空亡は変化の神であり吉神が空亡すれば
凶に化すとも申しまして、
空亡は働くものといたします。
また、命式に存在する空亡につきましては、
空亡する通変星や柱の影響は軽く看ますが、
格別に重要視はいたしません。
私の感覚としましては、
大運は別とし、歳運や月運においては、
空亡の影響を少なからず感じております。
実感としましては、
空亡の時期というものは得体のしれない
虚無的な事象や突発的な出来事、
前進力を失う体験をする時でもあり、
物事が空回りをしやすい時期となります。
そのようなことから、
空亡の時に結婚や起業、転職や引越しなど、
重要な事柄を決めてしまうと応期に破れるとし、
忌む傾向がございます。
私独自の見解で恐縮ではございますが、
空亡時期の結婚において、必ず離婚や別れを
経験するのかと問われましたら、
それは否と申し上げております。
空亡ではない時期の結婚であっても
離婚に至ったご夫婦を数多く拝見しており、
反対に、空亡の時期に結婚されたお二人が
三十年、五十年と結婚生活が続いているのも
事実としてございます。
離婚や別離に関しましては、
空亡の働きというよりも、歳運や大運の影響が
強く出るのではと思っております。
ただし、起業に関しましては、
空亡の働きが比較的現れやすいように
感じております。
現に私自身の事例で申しますと、
創業した会社が私の体調不良により
一時休業となりましたが、
結果的に現在も事業を継続しております。
波乱万丈な運気を辿りながらも、
二十年以上も事業が存続していることに、
見えないべールのような
必然とも言える“運の働き”のようなものを
感じてまいりました。
後に判明したことですが、
私が創業した年月は、大運を含め、歳運・月運も
すべて空亡ではない時期でございました。
そのように思いますと、
何十年と続く企業を経営されている
創業者様の命式を拝見しておりますと、
空亡ではない時期に創業されていることが
多いように感じております。
創業者の方々とお話をしておりますと、
緻密な計画のもとに創業されたというよりも、
信念や情熱に突き動かされて
創業された方が多いように感じます。
私の場合も、これらは後に知ったことですが、
創業年は自身の命式が金局三合となる年でした。
命式の八分の六までが金に流れ、
従児格に近しい命となったことが、
起業への原動力となったのだと思っております。
今思い返してみましても、
あの年まで、起業しようとなどとは
考えてもおりませんでした。
計画性もなく、情熱のまま動いたことにおいて、
気がつけば法人化していたという感覚です。
空亡ではない時期の創業だからこそ、
紆余曲折があったとしても、
驚くような奇跡的な出逢いや流れを経験し、
そのような経緯を経て、
今も会社が存続しているのではないかと、
これまでの試練を振り返りましても、
そのように感じる次第でございます。
但し、これらはあくまでも私の一例に過ぎません。
ですから、空亡の時期に創業した会社は
持続できないのかと問われれば、
そのようなことは決してございません。
只、空亡ではない時期に創業をしたり、
物事を始めた場合というのは、
空亡が絡まないだけに、
どのような形にしろ継続することにおいては、
何かしらの現実的な援助と申しますか、
働きが起こり得る側面があると思っております。
では、空亡の時に創業した場合、
結局は衰退していくのかというご質問を
頂戴いたしますが、
そのようなことも決してございません。
創業者が空亡時に起業しておりましても、
順調な事業継承がなされている企業は
数多くございます。
このような場合、空亡が命にとって
吉神か忌神かといった点も関係してまいります。
もしご自身で調べられ、
空亡の時に創業してしまったと知っても、
ご不安に思われないでください。
今現在も事業が順調であるならば、
自然と空亡の影響を受けにくい生き方を
なさっているということでございます。
四柱推命の観点から申し上げますと、
創業者の理念のもと、正しく自然に則った
回避策が働く生き方をなさっている、
ということでございます。
回避策につきましては、
熟考を要する内容でございますので、
また別の機会にお話しさせて
いただければ幸いです。
長くなりました。
ここまでお読みいただき、
いつもありがとうございます。