つづき


最後に菊桜。
なかなかに華やかで、個人的にはソメイヨシノよりも好きです。まあ、京都の小室桜には敵わない気がしますが。




散る花を 惜しむ心やとどまりて
  また来ん春の たねになるべき
(西行)




春の花 今は盛りに にほふらむ
  折りてかざさむ 手力(たぢから)もがも
(大伴家持)




勧君金屈卮
満酌不須辞
花発多風雨 
人生足別離
(于武陵:勸酒)

この金の杯を受けてくれ
なみなみと酒を注がせてもらおう
花咲くときには雨風多し
生きてりゃ別れも多くある




散る桜 残る桜も 散る桜
(良寛)




この花の一節(ひとよ)のうちに
  百種(ももくさ)の  言(こと)ぞ隠れる おほろかにすな
(藤原広嗣)


この項  了